海外FXの「両建て」をあなたは正しく理解していますか?相場の急変動から資金を守るリスクヘッジ手法として知られていますが、他にもスワップポイントで稼いだり、年末の税金対策に活用したりと、上級者も利益を最大化するために活用している方法です。しかし、使い方を一つ間違えれば、裏には大きな落とし穴が。利益没収や口座凍結といった最悪の事態を招く「諸刃の剣」になる可能性も。
この記事では、海外FXと国内FXでは何が違うのか?どの業者の両建てなら安全なのか?両建てのメリット・デメリットから禁止ルール、具体的な活用法まで詳しく解説しているので参考にしてください。
業者名 | 同一口座の両建て | 別口座間の両建て | 異業者間の両建て (国内FX含む) |
---|---|---|---|
ThreeTrader | ○ | ○ ※ゼロカット対象外 | ○ ※ゼロカット対象外 |
Exness | ○ | ○ | ○ |
FBS | ○ | ○ | × |
TradersTrust | ○ | ○ | ○ |
XS | ○ | ○ | ○ |
海外FXの両建てとは?仕組みを解説

海外FXの両建てとは、ある通貨ペアに対して「買い」と「売り」のポジションを、同じロット数で同時に保有する取引手法です。海外FXの大きな特徴として、多くの業者では両建て時の必要証拠金がゼロになります。そのため、含み損を抱えたポジションを決済せずとも、追加の証拠金なしで損失の拡大を一時的に停止させることが可能です。「損益の固定」と「証拠金ゼロ」の仕組みを使い、相場急変時のリスクヘッジとして活用されています。
例えば、ドル円を1ロット「買い」で保有している状態で、新たに1ロット「売り」の注文を出すと両建てが成立します。この状態では、価格が上昇すれば買いポジションの利益と売りポジションの損失が相殺され、逆に価格が下落しても損失と利益が相殺されます。これにより、両建てした時点での損益が実質的に固定(ロック)されるのが基本的な仕組みです。
【一覧】海外FXや国内FXで両建てできる業者とできない業者
海外FX業者によって両建てを許可している範囲が異なります。当社では、両建ては全てOKですがマイナスを意図的に拡大させ、ゼロカットを誘発する両建ては認めていません。業者ごとに異なるため取引前に確認しておきましょう。
業者名 | 同一口座の両建て | 別口座間の両建て | 異業者間の両建て (国内FX含む) |
---|---|---|---|
ThreeTrader | ○ | ○ ※ゼロカット対象外 | ○ ※ゼロカット対象外 |
Exness | ○ | ○ | ○ |
IS6FX | ○ | × | × |
FXGT | ○ | × | × |
FBS | ○ | ○ | × |
TradersTrust | ○ | ○ | ○ |
BigBoss | ○ | × | × |
VantageTrading | ○ | × | × |
easyMarkets | ○ | × | × |
AXIORY | ○ | × | × |
HFMarkets | ○ | × | × |
XS | ○ | ○ | ○ |
LandPrime | ○ | × | × |
XMTrading | ○ | × | × |
IronFX (STP/ECN口座) | × | ○ | × |
IronFX (ライブ口座) | ○ | × | × |
TitanFX | ○ | × | × |
海外FXで両建てするメリット
海外FXの両建ての3つメリット
- 相場の変動に対応しやすくリスクヘッジ可能
- スワップポイントを稼げる
- 節税対策になる
相場の変動に対応しやすくリスクヘッジ可能
急激な相場の変動時にも、両方のポジションを持つことで資金を失うリスクを抑えられます。相場が不透明な時や損失の拡大を防ぎたい時には両建てはリスクヘッジになります。相場が落ち着いた後、方向性を見極め、有利なポジションを残して不利な方を決済する、あるいは両方決済するなど落ち着いて次の行動を選択しましょう。
例えば、ユーロドル(EUR/USD)を1.0800で買いポジションを1ロット保有していました。数時間後、重要経済指標の発表が控えており、内容によっては相場がどちらに急変動するか予測が難しい状況です。現在は、1.0850で含み益が出ていますが、急落した場合、損失になるリスクがあります。しかし、上昇の可能性もあるため、今すぐ決済したくはありません。そこで、発表直前に1.0850で売りポジションを1ロット追加(両建て)したことにより、発表後に相場どちらの方向に動いても、買いポジションと売りポジションの損益が相殺されるため、現在の利益水準は一時的に固定されます。
スワップポイントを稼げる
通貨ペアごとに買いポジションと売りポジションでスワップポイントに差があります。差を利用し、価格変動リスクを両建てで相殺しつつ、スワップポイントの差額を利益として稼げます。多くの場合、異なる業者間で有利なスワップを提供する業者を組み合わせて行いますが、業者によっては他業者との両建ては禁止されているので注意しましょう。さらに、スワップポイントは変動するので、ポジション保有時は定期的にチェックしましょう。
両建て可能な業者一覧表はこちら≫
例えば、A社は、メキシコペソ/円(MXN/JPY)の買いスワップが200円(10万通貨あたり/日)と設定されています。一方、B社は、同じくメキシコペソ/円の売りスワップが-150円(10万通貨あたり/日) と、A社の買いスワップに比べて支払いが少ないとします。A社でメキシコペソ/円を10万通貨買い、同時にB社でメキシコペソ/円を10万通貨売ります。為替レートの変動による損益は、A社の買いポジションとB社の売りポジションでほぼ相殺されます(スプレッド分を除く)。しかし、スワップポイントは、A社で毎日+200円受け取り、B社で毎日-150円支払うため、差し引き50円/日のスワップ収益が期待できます。
節税対策になる
年末など特定のタイミングで、含み益が出ているポジションの利益確定を翌年に持ち越したい場合に、両建てを利用して損益を一時的に固定し、課税タイミングを調整できます。しかし、この方法は課税タイミングの繰り延べであり、翌年の所得が増えます。海外FXの税金は所得状況によって異なるため、必ずしも節税につながるとは限りません。税金に関する判断は、税理士など専門家に相談しましょう。
例えば、海外FX口座で、年初から取引していたポンド/ドルの買いポジションが大きく値上がりし、年末時点で200万円の含み益が出ています。今年は給与所得なども多く、この200万円の利益を今年の所得として確定させると、所得税が上がってしまう可能性があります。そこで、年末の最終取引日に、買いポジションと同ロットの売りポジションを建て両建てすることで、含み益はロックされ、年内の損益計算上は決済していないので利益がない状態になります。その後、良いタイミングで両方のポジションを決済することにより、200万円の利益は翌年の所得として計上され、今年の税負担を抑えることができます。
海外FXで両建てするデメリット
海外FXの両建ての4つデメリット
- 取引コストが2倍になる
- マイナススワップによるコスト増加
- 両建てポジション解消のタイミングが難しい
- 取引が複雑になり判断ミスを招きやすい
取引コストが2倍になる
通常の取引では新規ポジションは1つなので、スプレッドも1回分です。しかし、両建ては「買い」と「売り」の2つのポジションを同時に保有するため、「買い」注文時と「売り」注文時にそれぞれスプレッドが発生します。結果、合計2回分のコストがかかり、通常の2倍のマイナスから取引がスタートします。このため、利益を出すためのハードルが上がり、コスト面で不利になるのです。
例えば、ドル円のスプレッドが0.3pipsの業者で、1ロット(10万通貨)の両建てを行う場合、1回の取引でかかるスプレッドコストは約300円ですが、両建てでは買いポジションで300円、売りポジションで300円、合計600円のコストがエントリー時に発生します。
マイナススワップによるコスト増加
両建てでは、「買い」と「売り」のポジションを同時に持ちますが、多くの場合、受け取れるプラススワップよりも支払うマイナススワップの金額の方が大きく設定されています。そのため、両建てポジションを保有し続ける限り、差額がコストとしてのしかかり、利益が削られたり、損失が徐々に膨らんだりするデメリットがあります。特に長期保有では注意が必要です。
例えば、ユーロ/トルコリラの買いスワップが300円/日、売りスワップが-500円/日だとします。両建てを行うと、毎日200円(300円-500円=-200円)のコストが発生します。1ヶ月保有し続けると、スワップだけで約6,000円の損失になります。
両建てポジション解消のタイミングが難しい
両建ては利益や損失を一時的に固定するだけで、いずれどちらかまたは両ポジションを決済しなければいけません。相場がどう動くか予測し、最適なタイミングで片方または両方を決済する判断は難しく「もう少し待てば」という心理が働きやすく、判断を誤ると損失を拡大させるリスクがあります。
例えば、含み損を抱えたドル円の買いポジションを救うために、売りポジションで両建てした。その後、相場が上昇し始め、買いポジションの含み損が減ったが「もっと上がるかもしれない」と売りポジションの決済をためらっているうちに、再び相場が反転して下落してしまった。
取引が複雑になり判断ミスを招きやすい
両建ては「買い」と「売り」の2つのポジションを同時に管理するため、複雑になります。最大の難関は「いつ、どちらのポジションを決済するか」という出口戦略。利益が出ている側のポジションだけを焦って決済してしまい、損失の大きいポジションだけが残る。あるいは、判断に迷っているうちに相場が急変し、損失を拡大させてしまうといったミスが起こりがちです。
例えば、ドル円、ユーロドル、ポンドドルの3つの通貨ペアで、含み損が出たタイミングで安易に両建てを繰り返していた。6つのポジションを同時に管理することになり、相場が動くたびに損益が変動し、どのペアをいつ、どこから解消すべきかわからなくなり、誤って利益の出ているポジションを決済してしまったり、損切りすべきポジションを放置してしまったりした。
海外FXと国内FXの両建てルールの違い
海外FX | 国内FX | |
---|---|---|
同一口座での両建て | できる | できる |
別口座間の両建て | 一部の業者でのみ可能 | できる |
異業者間の両建て | 一部の業者でのみ可能 | 国内FX同士のみ可能 |
海外FXでは、同一口座内の両建ては認められていますが、別口座や別業者(国内FX含む)との両建ては限られら業者のみ可能となっています。
同一口座間の両建て:可能
海外FX業者、国内FX業者ともに同一口座での両建ては可能です。ただし、同一口座内で両建てしても稼げる方法はなく、意味が無いのでおすすめしません。同一口座間の両建ては、損益を相殺するように計画的にトレードすることで合法的に節税できます。
両建てのマイナスポジションを年内に確定し、プラスポジションは来年確定することで今年の税金を減らせます。厳密には税金の先延ばしですが、資金効率や損失繰越できない点を考えると効果的な方法です。
別口座間の両建て:一部の業者でのみ可能
海外FXでは、複数口座を作って別口座間で両建てするのは一部の業者を除いては禁止されています。なぜなら、ボーナスやゼロカットシステムを悪用したトレードを防ぐためです。過去に流行って禁止された手法の具体例を1つ紹介します。現在は禁止されており、バレると元本含めて出金停止になるリスクがあるので注意してください。
A口座とB口座に10万円ずつ入金し、両建てした状態で経済指標など急激な値動きが発生するとA口座はゼロカットされて損失は最大10万円、B口座は青天井で10万円以上増える可能性が高くなるので利益を出しやすくなります。この手法はボーナスを使うと更に稼げる期待値があがり、何度も繰り返せば知識が無くても簡単に稼げました。実際にGemforexがサービス停止する前は、ボーナスをもらいながら何度もチャレンジできました。この手法だけで月数百万円稼ぐ人もいたのですが、現在はどの業者でも対策されています。
異業者(国内FX含む)との両建て:一部の業者でのみ可能
海外FXでは他の海外FX業者だけでなく、国内FXとの両建ても含めて禁止されています。別口座と同様に、別業者の両建てもボーナスやゼロカットシステムを悪用したトレードができるので禁止。また、スワップフリーを使うと国内FXとの両建てで稼げるのでNGです。最近では業者側も目を光らせているので、取引制限され、出金拒否やペナルティーを受ける可能性があるので注意しましょう。
例えば、①ゼロカット悪用:A社で買い、B社で売り、指標発表時に片方を意気図的にゼロカットさせ利益を狙う手法。②スワップ差益狙い:業者間の金利差を利用し、為替リスクなしで利益を稼ぐ手法などが挙げられます。基本的に海外FXの異業者両建ては、多くが規約違反となるので注意しましょう。
海外FXの両建てがバレる仕組みと禁止ルール
海外FXでは両建ては可能ですが、禁止されている両建て手法があります。禁止されている両建てがバレる3つの理由と禁止されている手法、違反した場合に受ける可能性のあるペナルティーについて説明します。
両建てがバレる3つの理由
海外FXで「両建てはばれないのでは?」と考える人は少なくありません。多層監視はAML(マネロンダリング防止)体制の一環でもあり、過去と比較して格段に精度が高くなっています。
- 取引歴のチェック:取引ツール(MT4/MT5)上の操作は、いつ、どの価格で注文したか、ミリ秒単位で記録されています。業者は記録を照合し、複数の口座で不自然な逆の取引がないかチェックしています。
- IP追跡:取引で使用しているPCやスマホ、インターネット回線には、固有の識別番号があります。たとえ別のFX会社を使っても、識別番号が同じであれば同一人物とバレます。
- 不自然な取引の自動検知:「片方の口座で全財産を失った(ゼロカットされた)瞬間に、他の口座で利益が出ている」といった不自然な動きを監視しています。怪しい取引が見つかると、警告アラートが鳴り、担当者が不正取引か否かを調査をしています。
海外FXで禁止される両建て手法
海外FXで禁止される両建て手法
- 複数口座・異業者間での両建て(ゼロカットシステムの悪用)
- ボーナス・クレジットを悪用した両建て
- 経済指標直前に買い・売りを仕込み、片側ゼロカットと片側爆益を狙う方法
海外FX業者が「両建てOK」と明記していても、ボーナス悪用や異業者クロスヘッジなどの手法は利用規約で禁止されています。業者側の負担が大きく、「市場の健全性を損なう行為」として出金拒否や口座凍結になるので注意しましょう。特に、ボーナス資金が絡む場合は監視が厳しく、口座開設ボーナスや入金ボーナスを用いた“ノーリスクの両建て”は高確率でバレるので注意しましょう。
複数口座・異業者間での両建て(ゼロカットシステムの悪用)
海外FXの特徴である「ゼロカットシステム」を意図的に悪用する、最も代表的な禁止行為です。トレーダーが本来負うべきリスクを業者に転嫁する不公平な取引です。複数口座・異業者間での取引は、海外FXの多くの業者でも禁止されています。複数の業者で両建てする場合、一方の業者は複数口座・異業者間での両建てがOKでも、もう一方の業者はNGな場合もあるので確認しておきましょう。
海外FXや国内FXで両建てできる業者とできない業者を確認する≫
A社とB社、2つの海外FX業者(または同一業者内の別口座)に、それぞれ10万円ずつ入金する。米国雇用統計のような相場が大きく動く指標発表の直前を狙い、A社でドル円を「買い」、B社でドル円を「売り」で同時に大ロットのポジションを建てる。相場が急騰すると、A社の利益は青天井に増える一方、B社の損失はゼロカットによって入金額の10万円でストップする。結果、トレーダーはリスクを限定しながら大きな利益を得ることができてしまう。
ボーナス・クレジットを悪用した両建て
口座開設ボーナスや入金ボーナスを利用して、自己資金を全く使わずに利益を狙う手法です。ボーナスは、あくまでトレーダーの取引をサポートするためのサービス。ボーナスを悪用して海外FX業者に損失を与える行為は、サービスの趣旨を逸脱した不正行為と見なされます。
・高速アービトラージ: 価格更新が速い業者と遅い業者を見つけ出し、自動売買プログラムで価格差を狙って売買を繰り返す方法。 ・スワップアービトラージ: 買いスワップが高い業者と、売りスワップの支払いが少ない(またはスワップフリーの)業者で両建てを行い、金利差だけを毎日稼ぎ続ける方法。
レート遅延やスワップ差を狙ったアービトラージ
システムを利用し、業者間のごくわずかな価格差や金利差を狙って利益を抜き取る手法です。FXを「市場価格の予測」ではなく「システムの穴探し」として利用する行為です。市場の公正性を損なうため、禁止されています。
100%入金ボーナスを提供するA社とB社に、それぞれ10万円を入金。口座残高はそれぞれ「現金10万円+ボーナス10万円=計20万円」となる。 A社とB社の口座で、上記と同様に逆方向のポジションを建てる。一方の口座はゼロカットで口座残高がゼロになるが、失うのは「現金10万円+ボーナス10万円」。もう片方の口座では「現金10万円+利益」が残り、トレーダーは自己資金を失うことなく利益を得られる可能性がある。
規約違反時のペナルティ
規約違反発覚した場合、利益没収と口座凍結が行われます。取引履歴を遡り、疑義のある期間すべての利益が差し引かれます。次に出金拒否または口座凍結。残高ごと“ロック”される措置で、資金を取り戻すには異議申し立てと証拠提出が必要ですが、成功例はごくまれ。悪質と判断された場合は、ブローカーグループ全体でブラックリストに登録され、新規口座開設も不可能になる可能性も。
重要指標の発表前に、A社でドル円を「買い」、B社で「売り」という規約違反の複数業者間両建てを実行。相場が急騰し、A社では100万円の利益が出ましたが、B社はゼロカットで守られトレーダーはリスクなく利益を得ようとしました。後日、業者の不正検知システムがこの取引を発見。「規約違反による不正な利益」と判断され、A社の利益100万円は全額没収。さらに悪質な行為と見なされ、A社・B社両方の口座が永久凍結されるという厳しい処分が下されました。
海外FXの両建て取引方法|MT4/MT5での発注・解除手順
「両建てって難しそう…」と身構える人が多いのですが、実際の操作はシンプル。MT4/MT5 では「ヘッジモード(保有ポジションを相殺しない設定)」が標準で有効になっています。無効化されている場合は、ツールバーの オプション→取引で “Enable Hedging” にチェックを入れましょう。
ドル円を 1.00 lot 買いエントリー(ロング)した直後、同サイズで売り注文(ショート)をワンクリックで追加。注文方式は成行でも指値でもOK、スリッページを最小化したいなら“成行+最良気配”が基本です。
取引タブで「ポジション一覧」を確認すると、買いと売りが並んでいるはず。重要なのは両建て証拠金の扱い。多くの海外ブローカーは必要証拠金を50〜100%相殺しますが、ゼロにしない業者もあるので事前確認を忘れずに。
相場が自分の想定フェーズに入ったら、一方のポジションを決済して“方向の意思”を表明します。「下落トレンドになりそう」と読めばロングを閉じ、ショートを残す。このタイミングで証拠金維持率の再計算が一瞬で行われるため、余力不足は強制ロスカットを招く可能性もあるので解除前に必ず証拠金シミュレータでチェックしましょう!
海外FX・国内FXの両建て活用方法3選
海外FX・国内FXともに、両建ては基本的におすすめしない手法です。なぜなら、一時的に損失を抑えたり、現実逃避にしかならないから。ただし、上手に活用すれば利益を出したり、税金を賢く減らせる可能性があるので活用方法を確認しましょう!
海外FX・国内FXの両建ての活用方法
- レンジ相場での両建て
- トレンドフォロー補助の両建て
- 節税のための両建て
①レンジ相場での両建て
価格が一定の範囲で上下動を繰り返しているレンジ相場で、上限付近で売り、下限付近で買いの両建てポジションを構築し、レンジ内での往復の値動きから利益を狙う方法です。ただし、レンジから外れた場合の撤退ラインも取引前に考えておきましょう。
例えば、豪ドル/ドル(AUD/USD)が、0.6600から0.6700の間でレンジ相場を形成していると判断。0.6700に近づいたら売りポジションを建て、0.6600に近づいたら買いポジションを建てます。価格がレンジ下限の0.6600付近に来たら売りポジションを利益確定し、上限の0.6700付近に来たら買いポジションを利益確定するを繰り返す。
②トレンドフォロー補助の両建て
長期的なトレンド方向にポジションを持ちつつ、短期的な逆行を利用して利益を狙ったり、リスクを管理したりする際に両建てが役立ちます。
例えば、上昇トレンドが出ているユーロ/円で買いポジションを保有してるとします。トレンドは継続すると予想していますが、一時的に価格が下落する「押し目」を作る可能性も考えています。そこで、高値圏で短期的な売りポジションを追加し、予想通り価格が下落すれば、売りポジションで利益を出しつつ、買いポジションの押し目買いのチャンスをうかがいます。下落せずに上昇した場合は、売りポジションは早めに損切りし、元の買いポジションの利益を伸ばしていきます。
③節税のための両建て
海外FX・国内FXに限らず、利益が出た場合に両建てを活用すれば節税できます。ただし、海外FXと国内FXは税区分が異なるため、損益を合算できません。海外FX・国内FXそれぞれで損益を相殺するように計画的にトレードしましょう。海外FXの税金について詳しく知りたい方は海外FXの税金特集と海外FXの確定申告をご覧ください。税金の基本から計算方法、確定申告の手順まで初心者向けに詳しく解説しています。
例えば、今年の利益が30万円の場合は国内FXで20%の6万円、海外FXは他収入によりますが10~30%の3~9万円の税金がかかります。ただ、両建てでマイナスポジションだけ決済し、今年の利益を減らすことで節税可能。プラスポジションは来年に確定すれば1年間税金の支払いを遅らせられます。特に海外FXは損失繰越できないので、安定して勝てる人以外は利益を先延ばしにしておくのがおすすめ。
両建てを安全に行うためのリスク管理チェックリスト
両建てを安全に行うために気をつけたい7つのチェックリストを紹介します。
- 両建て前後の証拠金維持率を試算しましたか?
- ツールに実ロットと予定レートを入力し、解除後も維持率300%を下回らないか確認する
- スプレッド拡大時間帯を把握していますか?
- ロールオーバー(NYクローズ前後)や早朝は両建て解除を避ける
- マイナススワップ日数を計算しましたか?
- 週末3日付与や祝日変則をカレンダーで管理し、負担が膨らむ前に処理する
- 約定遅延・再クオートのログを週次で監視していますか?
- MT4 の Journal タブをエクスポートし、異常約定を可視化する
- プラットフォーム間レート乖離を記録していますか?
- 異業者ヘッジを想定する場合、Tick データで 0.3pip 以上の恒常的差異がないか検証する
- “両建て解除ルール”を事前に決めていますか?
- 「利食い側 200pips到達 or 含み損側100pipsで同時決済」など具体的数値を明文化する
- 規約改定のアラートを設定しましたか?
- ブローカーからの“Terms Update”メールをフィルターし、Slack へ自動転送する
【2025年最新】海外FX両建てOK!業者比較
業者名 | 同一口座の両建て | 別口座間の両建て | 異業者間の両建て (国内FX含む) |
---|---|---|---|
ThreeTrader | ○ | ○ ※ゼロカット対象外 | ○ ※ゼロカット対象外 |
Exness | ○ | ○ | ○ |
FBS | ○ | ○ | × |
TradersTrust | ○ | ○ | ○ |
XS | ○ | ○ | ○ |
ThreeTrader|安全性と取引コスト最安で人気

総合評価 4.53
- 安全性 4.7
- 取引コスト 5.0
- ボーナス3.0
- サポート 5.0
- レバレッジ4.5
- 入出金 4.7
- サイト見やすさ 5.0
口座開設ボーナス | 1,500円 |
入金ボーナス | 3,000円 |
最大ボーナス額 | 4,500円 |
スプレッド(ドル円) | 0pips~ |
レバレッジ | 最大1,000倍 |
日本語サポート | ◎ |
- 取引コストが業界最安レベルでスキャルピングに最適
- 約定力の高さとスプレッドの狭さがプロトレーダーの中で評判
- ボーナスを配っていないので潰れるリスクが低い
ハイレバ×超低コストを追求した海外FXブローカー。
ドル円平均0.6pips前後という狭小スプレッドを保ったまま1,000倍レバレッジ取引ができるのが最大の強み。大手XMは平均2pips前後、BigBossも1.3~1.7pipsとスプレッドがやや広め。Exnessは一見ハイレバですが、無制限レバレッジには条件達成や口座残高や急変相場でレバレッジ制限がかかります。ThreeTraderなら相場が荒れてもスプレッドが極端に開きにくく、レバレッジ制限も明確なので、短期売買やEAを回し続けても資金効率を落ちません。入金は国内振込で約20分、出金も翌営業日が基本というスピード感もあり、問い合わせ満足度97%の定評もポイント。コスト・レバ・約定スピードのバランスを重視するなら、三拍子そろったThreeTraderがおすすめです。
業者ランキング
おすすめ | ボーナス | 取引コスト | 対応力 |
---|---|---|---|
1位/70業者 | 13位/70業者 | 1位/70業者 | 1位/70業者 |
平均0.1pips前後の極薄スプレッドに往復4ドル/lotの手数料は嘘じゃなかった。指標直後でもスプレッドがたいして開かず、1lot回すたびに他社より数百円浮く計算。月トータルでは数万円差が付くので「同じ勝率なら絶対ここが得だ」と実感でき、取引に集中できる感覚が心地いい。
朝に国内振込で入金すると昼前には取引開始、夕方の出金申請が夜にはもう着金していて「海外なのに早過ぎ!」と二度見した。Bitwallet経由なら数時間でウォレットに反映し、そのまま銀行に戻しても翌営業日。資金拘束のストレスがほぼゼロで、急な現金化にも安心感がある。
口座開設ボーナスも入金ボーナスも10ドルだけ。軍資金を少しでも増やしてスタートしたい初心者からするとやや物足りない感じ。ボーナスばらまいて倒産されるよりはまだ良いかと思う。
クレカでさっと証拠金を入れたい派には痛い欠点。Bitwalletや国内振込を経由すれば済むものの、深夜に思い立っても即時入金できないのが地味にストレス。Bitwallet登録の手間や銀行の営業時間に縛られるためやや不便。
今なら口座開設で1,500円GET!
ThreeTraderの詳細情報を見る
総合評価 4.53
- 安全性
4.7
- 取引コスト
5.0
- ボーナス
3.0
- サポート
5.0
- レバレッジ
4.5
- 入出金
4.7
- サイト見やすさ
5.0

- 取引コストが業界最安レベルでスキャルピングに最適
- 約定力の高さとスプレッドの狭さがプロトレーダーの中で評判
- ボーナスを配っていないので潰れるリスクが低い
安全性 (4.7/5.0) | 中程度の取得難易度である金融ライセンス(バヌアツ金融サービス)を保有しています。運用歴は浅いものの目立ったトラブルもなく、安心して取引が行えるでしょう。 |
取引コスト (5.0/5.0) | RAWゼロ口座は海外FX業界で最安コストです。国内FXと比べても遜色なく、コストにこだわる人やスキャルピング等の短期売買に最適の業者です。 |
ボーナス (3.0/5.0) | 基本的にボーナスキャンペーンは開催していません。その代わり、スプレッドが狭く、取引コストを抑えられるので取引量が多い方は有利。また、最近ではボーナスキャンペーンを開催する業者ほど怪しい傾向があるのでプロトレーダーに人気です。 |
サポート (5.0/5.0) | 日本語サポートがあり、メールで問い合わせをして1時間程度で丁寧な返信がありました。日本のFX業者と遜色ないサポートが受けられるので、何かトラブルがあった際にも迅速に対応してもらえます。 |
レバレッジ (4.5/5.0) | 最大レバレッジ1,000倍と海外FX業界では平均的。ハイレバには十分なレベルです。 |
入出金 (4.7/5.0) | 過去に目立った入出金トラブルがなく安心できます。メジャーな入出金手段があり、かつ入出金スピードも申し分ないため評価は4.7としました。 |
サイト見やすさ (5.0/5.0) | はじめての人でも直感的に分かるインターフェイスと、自然な日本語の説明があり操作がしやすいです。口座開設や入金の説明も分かりやすくて初心者にも安心です。 |
▶詳細記事:ThreeTraderのボーナスキャンペーン情報
今なら口座開設で1,500円GET!
▶詳細記事:ThreeTraderの口座開設方法|画像付き解説
▶詳細記事:ThreeTraderの評判は?リアルな口コミを紹介
Exness|無制限レバと自由度で頭一つ抜ける

総合評価 4.11
- 安全性4.7
- 取引コスト5.0
- ボーナス1.0
- サポート3.0
- レバレッジ5.0
- 入出金5.0
- サイト見やすさ5.0
口座開設ボーナス | 現在開催していません |
入金ボーナス | 現在開催していません |
最大ボーナス額 | 0円 |
スプレッド(ドル円) | 0pips~ |
レバレッジ | 無制限 |
日本語サポート | ◎ |
- 業界でも珍しい無制限レバレッジ
- ロスカット率0%で極限の取引ができる
- 最難関のライセンス取得で安全性も高い
無制限レバと最狭コストで突き抜ける業者
有効証拠金1,000ドル未満なら“無制限”のレバレッジ取引ができ、ドル円でも平均0.0~0.1pipsという業界最低水準の低いスプレッド、ロスカット水準0%と追証なしのゼロカットを組み合わせた“攻め取引特化”が最大の魅力です。グループでは英FCAを含む世界八つのライセンスがありますが、日本向けサービスはセーシェルFSA登録というやや安全面では物足りなそはあるものの、取引高の月次公開で透明性を確保しています。出金は国内銀行でも24時間以内、取扱銘柄は通貨・株式・仮想通貨まで250種超と十分。ボーナスはありませんが、そのぶん低コスト業者としてで勝負しています。ボーナス重視ならXM、サーバー安定を求めるならTitan FXが候補になり余すが、少額資金で大きな値幅を狙いたい人や仮想通貨CFDを高倍率・スワップフリーで取引したい人にはExnessが最も使いやすです。高レバゆえ損失限定の管理は不可欠ですが、リスク管理ができればExnessがおすすめです。
業者ランキング
おすすめ | ボーナス | 取引コスト | 対応力 |
---|---|---|---|
8位/70業者 | 16位/70業者 | 2位/70業者 | 4位/70業者 |
証拠金1,000ドル未満なら理論上21 億倍までレバが開放され、小資金でも数十ロットを建てられます。ゼロカットで借金リスクもなく、SNSでは「朝の指標で口座が10倍になった」体験談が続出。ハイレバ一発狙い派には夢のような環境です。
ドル円平均0.1pips前後、ゴールドも業界随一の低さで、ニューヨーク時間でもほとんど広がりません。「指標直後でも0.3pips?」と驚くほどで、手数料無料口座でもコストは極小。デイトレやスキャ派が「もう他社に戻れない」と口をそろえる理由です。
無制限レバとは裏腹に、雇用統計など大イベントの前後20分は自動で最大200倍に絞られます。「勝負どきに証拠金が足りず注文が跳ね返された」との不満も多く、常時フルレバで攻めたい人にはストレス要因。チャンスを逃す可能性がある点は要注意です。
口座開設も入金も一切ボーナスなし。自己資金ゼロで試せる他社と違い、最初から自腹を突っ込むしかありません。「3,000円だけでも欲しい」という声が多く、キャンペーンで軍資金を増やしたいライト勢には物足りない印象です。
口座開設は5分で簡単!
Exnessの詳細情報を見る
総合評価 4.13
- 安全性
4.7
- 取引コスト
5.0
- ボーナス
1.0
- サポート
3.0
- レバレッジ
5.0
- 入出金
5.0
- サイト見やすさ
5.0

- 業界でも珍しい無制限レバレッジ
- ロスカット率0%で極限の取引ができる
- 最難関のライセンス取得で安全性も高い
安全性 (4.7/5.0) | 安全性の高さも魅力のひとつ。FSA(セーシェル金融庁)のライセンスを保有し、グループ会社が世界最難関ライセンスFCA(イギリス)を取得。グループ全体の信頼性も高いです。運営歴15年と長く、過去トラブルもないので安心して利用できます。 |
取引コスト (5.0/5.0) | 取引コストが比較的安い業者です。最も取引コストが抑えられるプロ口座のドル円平均スプレッドは0.6pips、手数料なしなので業界最安水準なので評価は5.0となりました。 |
ボーナス (1.0/5.0) | ボーナスキャンペーンはほとんど開催されないため評価は1です。 |
サポート (3.0/5.0) | 日本語サポートあり。チャットサポートが迅速でとても丁寧です。実際にサポートに問い合わせたところ、1時間59分後に返信がありました。わかりやすい説明と丁寧な対応で安心して利用できます。 |
レバレッジ (5.0/5.0) | Exness最大の売りである「無制限レバレッジ」を提供。業界内でも珍しい無制限レバレッジとロスカット率0%で、評価は文句なしの5です。ロスカット率0%なら、証拠金ギリギリまで耐えられるのでハイレバレッジとの相性は抜群。ハイリスク、ハイリターンで海外FXならではの取引ができます。 |
入出金 (5.0/5.0) | 入金方法5種類、出金方法6種類と豊富。入出金全体の半分以上は即時反映なので安心して利用できます。手数料は全て無料で、入出金の環境はかなり好条件。入出金でストレス抱えることなく、取引できる業者です。 |
サイト見やすさ (5.0/5.0) | 海外FX初心者でもわかりやすいインターフェイス。違和感のない日本語で、口座開設から入出金についても丁寧に記されています。 |
口座開設は5分で簡単!
▶詳細記事:Exnessの口座開設方法|図解で簡単
▶詳細記事:Exnessの評判は?リアルな口コミを紹介
TradersTrust|ハイレバレッジ取引も可能

総合評価 3.43
- 安全性4.0
- 取引コスト3.0
- ボーナス2.3
- サポート3.0
- レバレッジ4.5
- 入出金4.3
- サイト見やすさ2.0
口座開設ボーナス | 30,000円 |
入金ボーナス | 最大1,000万円 |
最大ボーナス額 | 10,030,000円 |
スプレッド(ドル円) | 0pips~ |
レバレッジ | 最大3,000倍 |
日本語サポート | ◎ |
- 不正や捏造がない決済方式で取引可能
- レバレッジ3,000倍で取引できる
- 資金力があればコストを大幅削減可能
3000倍で攻める透明性重視の業者。
最大レバレッジ3000倍というハイギア環境に、CySEC規制で培った透明なNDD執行を組み合わせたブローカー。主要通貨の平均スプレッドはドル円0.4 pips前後に抑えられ、100%入金ボーナスは最大1,000万円もらえます。入出金はカード・bitwallet・国内銀行振込が手数料無料で即時または翌営業日反映、日本語チャットも深夜帯まで対応するため初心者でも迷いにくいのが強みです。さらにMT4とcTraderに対応し、板情報を見ながらの高速売買も可能。最低5,000円から始められ、ゼロカットで追証の心配もありません。他社の多くが400~1000倍にとどまる中、3000倍を維持しつつコストを開示している点が魅力。スキャルやEAを高倍率で回しボーナスも活用したい人におすすめです。
業者ランキング
おすすめ | ボーナス | 取引コスト | 対応力 |
---|---|---|---|
1位/70業者 | 1位/70業者 | 1位/70業者 | 1位/70業者 |
ドル円で平均0.4pips前後の狭さに加え、最大3000倍まで張れる業者は本当に希少です。たった数千円でも大きなロットを回せるので、資金効率を重視する自分にはピッタリ。cTraderで板を見ながらスキャルしても約定が速く、指標時以外は滑りも小さめでした。
カードもbitwalletも国内銀行振込も手数料ゼロで、入金は即時、出金も翌営業日には着金しました。以前ほかで5,000円も送金手数料を取られて萎えた身としては、このコストゼロは本当にありがたいです。資金移動ストレスがないので気軽に追加入金できます。
資金は分別管理のみで信託保全はありません。倒産リスクは低そうでも「もしもの時に全額戻る保証がない」と考えると、大きな資金を置くのはやや怖いですね。ICF補償が付くCySEC傘下口座やAXIORYあたりと比べると安心感で一歩劣ります。
普段は狭いのに、月曜早朝や重要指標の直後はドル円でも2~3pipsに一気に広がることがあります。ヒヤッとして指値が刺さらず取りこぼした経験も。スキャルメインなら、時間帯や経済カレンダーを意識して取引しないと痛い目に遭いそうです。
口座開設だけならノーリスク
TradersTrustの詳細情報を見る
総合評価 3.63
- 安全性
4.0
- 取引コスト
3.0
- ボーナス
2.3
- サポート
3.0
- レバレッジ
4.5
- 入出金
4.3
- サイト見やすさ
2.0

- 不正や捏造がない決済方式で取引可能
- レバレッジ3,000倍で取引できる
- 資金力があればコストを大幅削減可能
口座開設だけならノーリスク
▶詳細記事:TradersTrustの口座開設方法|図解で簡単
▶詳細記事:TradersTrustの評判は?リアルな口コミを紹介
XS|約定力や取引環境が良い

総合評価 4.18
- 安全性5.0
- 取引コスト4.0
- ボーナス3.3
- サポート3.0
- レバレッジ4.5
- 入出金4.3
- サイト見やすさ4.0
口座開設ボーナス | 5,000円 |
入金ボーナス | なし |
最大ボーナス額 | 5,000円 |
スプレッド(ドル円) | 0.6pips~ |
レバレッジ | 1000倍 |
日本語サポート | ◎ |
- 安全性が高い
- 取引コストが業界トップクラスで安い
- 約定力や取引環境が良い
2000倍×700銘柄で攻め抜く実力派。
最大2000倍レバレッジと平均0.7 pipsの低スプレッド、株式を含む約700銘柄のCFDが魅力です。大手XMは最大1000倍レバで入金ボーナスが豊富、Exnessは無制限レバを掲げますが実際は残高が増えると2000倍以下に制限されます。XSはASICやCySECなど複数ライセンス取得で信頼性も高く、国内銀行送金は1,000円から即時反映と入出金もサクサク。派手なボーナスはありませんが、日々の低コストと銘柄数でカバーできるでしょう。低資金で色々な銘柄を安く取引したい実践派トレーダーにおすすめです。
業者ランキング
おすすめ | ボーナス | 取引コスト | 対応力 |
---|---|---|---|
7位/70業者 | 11位/70業者 | 5位/70業者 | 6位/70業者 |
ユーロドルで平均1.1pips、プロ口座なら0.7pips前後と体感でも確かに狭いです。しかも取引手数料ゼロなので「約定した瞬間にもう利益ゾーンが近い」と感じられるのが大きいですね。スキャルピングでもスリッページは少なく、ロットを上げても滑りづらい印象。毎日のコストが目に見えて減るので、長く使うほどおトク感があります。
為替だけでなく米株や日経225、それにビットコインまで合わせて799銘柄以上がMT5に並ぶのは圧巻。夜はFX、朝は株CFDとシームレスに切り替えられるから、一つの口座でポートフォリオを組めるのが便利です。特にテスラやNVIDIAを売りから入れる20倍レバは重宝。取引コストも想像より軽く、銘柄探索が楽しいですね。
新規口座でもらえるのは5,000円クレジットだけで、入金100%やロットリベートは常設されていません。資金を積み増しながらボーナスで証拠金を膨らませたい派には物足りないかも。実際、XMやTitanなら毎回の入金で軍資金が倍になるので、わたしも「XSは自腹勝負だな」と感じています。
参入が2023年とまだ日が浅く、長期の出金事例や暴落相場でのサーバー耐久レポートが少ないのが正直不安。周囲でも「悪い噂は聞かないけど、もう少し実績を見てから」と慎重な声が多いです。大口で運用するなら、まずは小さく始めて様子を見たいところですね。
XSの詳細情報を見る
総合評価 4.13
- 安全性
5.0
- 取引コスト
4.0
- ボーナス
3.3
- サポート
3.0
- レバレッジ
4.5
- 入出金
4.3
- サイト見やすさ
4.0

- 安全性が高い
- 取引コストが業界トップクラスで安い
- 約定力や取引環境が良い
▶詳細記事:XSのリアルな口コミ・評判
海外FXの両建ての税金・確定申告ガイド
税金は難しい内容が多いですが、海外FX取引し利益を挙げている場合には、申告し納税する義務があります。知らなかったでは済まないので理解しておきましょう。
日本居住者に適用される課税区分
「海外FXで稼げたのに、確定申告でドッと税金を取られた……」。そんな声を耳にします。海外FXの所得は雑所得(総合課税)に区分され、給与など他の所得と合算した累進課税が適用されるため、最大55%(住民税含む)まで跳ね上がるのが国内FXとの大きな違い。さらに国内FXと損益通算ができず、海外FXのみで赤字でも他の所得と相殺できない点も注意。両建てによるヘッジ益は「実現益」として決済時点で課税対象になるため、「含み益のまま年を越したらセーフ」と思い込んでいると痛い目に遭います。税務署は海外送金データを金融機関経由で把握しており、暗号資産同様に 海外ブローカーからの年間取引報告書の提出を求めるケース が増加中。黙っていればバレない時代は終わりました!
海外FXの両建てを活用した年末ヘッジによる節税テクニック
両建てには合法的な“時間稼ぎ”が可能です。ポイントは、決済タイミングを切り分けて課税年度をずらすこと。ただし、この手法を使う場合、維持率不足で強制ロスカットされる可能性があるので、両建て証拠金が年末時点で十分に残っているか を必ず確認しましょう。
例えば、12月20日時点で+50万円の含み益ロングを抱えている場合、同ロットのショートを建てて損益を固定し、年が明けてからロングを決済すれば、利益は翌年分の所得になります。年内に損失ポジションがあるならショート側だけ先に決済して相殺し、プラス側は翌年に繰り延べることで課税所得の山崩しが実現。もちろんマイナススワップや為替差損のリスクは残るので、ヘッジ期間は“年末クローズ〜年始オープンの2週間”程度に絞るのが現実的です。
確定申告ミスを防ぐ書類管理
海外FXの確定申告で最も多いトラブルは「証拠書類が足りず、後から追徴課税を受ける」ケース。クラウドストレージにまとめ、ファイル名に「2025_EXNESS_TradeReport_202501.pdf」のように年度・業者名・種別を付与すると、わかりやすいのでおすすめです。
▼具体的な管理方法
- 取引報告書・日次レポートをPDFで保存
ブローカー側で過去ログが消える前に、毎月末もしくは四半期ごとにダウンロード。 - 入出金履歴と為替レートの突合
国内送金口座の入金額と、ブローカー残高の減少額が一致するかをエクセルで管理し、為替レートはTTB/TTSの中央値を採用すると説明がスムーズ。 - スワップ計算書の作成
両建ては売り・買い双方でスワップが発生するため、年間の純差額を合算した明細を税理士へ提出。特に異業者両建てを試した場合は、各社ごとに帳票をまとめると後工程が楽になります。
海外FX両建てに関するよくある質問
まとめ:安全に両建てを使いこなすために
両建ては「攻めながら守る」という魅力的な武器ですが、正しく扱わなければ高コスト・凍結リスク・税務トラブルの“三重苦”を招く可能性も。ただし、禁止ルールやコストといったデメリットも知識があればメリットに変わります。ゼロカットシステムが整備された海外FXは、国内FXにはない安全性と資金効率で両建てを実践できる理想的な環境です。本記事で紹介した信頼できる業者の中からあなたに合った口座を選び、学んだ知識を実践に移してみてください。
業者名 | 同一口座の両建て | 別口座間の両建て | 異業者間の両建て (国内FX含む) |
---|---|---|---|
ThreeTrader | ○ | ○ ※ゼロカット対象外 | ○ ※ゼロカット対象外 |
Exness | ○ | ○ | ○ |
FBS | ○ | ○ | × |
TradersTrust | ○ | ○ | ○ |
XS | ○ | ○ | ○ |
今なら口座開設で1,500円GET!
参考リンク
- 金融庁「外国為替証拠金取引に関するQ&A」
- Exness 公式 FAQ「Hedging policy」
- Titan FX 利用規約「Prohibited Trading Practices」