海外FXで利益を得た場合、確定申告が必要になるケースがあります。確定申告で正確な所得を申告するために不可欠な書類が「年間取引報告書」です。年間取引報告書には、1年間の取引の利益または損失が出たかが正確に記載されています。
この記事では、海外FXの年間取引報告書の役割や取得方法、見方を詳しく解説します。さらに、国内FXとの税制の違いや確定申告の手順、申告を簡単にする方法を紹介します。この記事を読めば、海外FXの税金に関する手続きをスムーズに進められるので参考にしてください。
海外FXの年間取引報告書とは?
海外FXの年間取引報告書は、1月1日から12月31日までの1年間の取引における損益をまとめたものです。FX業者によっては「損益計算書」や「取引履歴レポート」と呼ばれています。年間取引報告書には、全ての決済済み取引の損益合計や取引手数料、スワップポイントによる損益などが詳細に記録されています。海外FXの利益は、自分で計算して申告が必要なので、この報告書が正確な申告を行う上での根拠となります。税務署に提出(添付)までは不要でも、提示を求められた場合に提示できるように5年程度保存しておきましょう。
年間取引報告書の役割
年間取引報告書の役割は、確定申告時に年間損益を証明することです。海外FXの利益は「雑所得」として扱われ、給与所得など他の所得と合算して税額を計算する総合課税対象です。そのため、1年間の損益を把握し、申告する必要があります。税務署から申告内容について問い合わせがあった場合、報告書が取引事実を証明する証拠となります。また、年間のトレード成績を客観的に振り返り、翌年の取引戦略を立てるための貴重な分析資料としても活用できます。
年間取引報告書は確定申告に必要?
年間取引報告書の提出は原則不要です。2019年4月1日以後、証券会社の「特定口座年間取引報告書」等の第三者作成書類の添付省略が制度化され、紙で貼り付けやPDFで送信する必要はなくなりました。海外FXの年間取引報告書も同様に、申告書へ数値を正しく転記できていれば、添付は求められません。ただし、保管義務(実務上は5年目安、業務に係る雑所得等は保存要件明記)はあり、税務署からの照会や調査に備えて、PDFやCSV、計算明細は必ず手元に残しておきましょう。
提出不要なのに年間取引報告書が重要な理由
- e-Tax入力の根拠になる|確定損益・スワップ・手数料が一本化された年間取引報告書があれば、雑所得の金額確定に迷わない
- 複数口座・外貨建て口座の円換算で差が出やすい|海外FXの口座通貨がUSDなどの場合、円ベースの申告額を出すには決済日の為替レートへの換算が必要。年間取引報告書と決済履歴CSVを突き合わせれば、いつ・どのレートで変換したかを残せる
年間取引報告書のダウンロード方法
年間取引報告書は、利用している海外FX業者のマイページから、またはMT4/MT5といった取引プラットフォームからダウンロードできます。業者によってダウンロード手順や報告書の名称が異なる場合があるため、公式サイトのヘルプページから確認できます。多くの業者では、会員ページにログイン後、数クリックで簡単にPDFやExcel形式のファイルを取得できるようになっておりここでは代表的な取得方法を解説します。
年間取引報告書のダウンロード方法
- MT4/MT5からダウンロードする
- 海外FX業者のマイページからダウンロードする
MT4/MT5から年間取引報告書をダウンロードする手順|ThreeTrader版
- 「表示」→「ターミナル」をクリックする
- 「口座履歴」タブで取引を右クリック→「期間指定」をクリックする
- 「期間指定」をクリックする
- 取引を右クリック→「レポートの保存」をクリックする
- 出力データの保存先を選択して「保存」をクリックする
「表示」→「ターミナル」をクリックします。MT5なら「ツールボックス」をクリックします。

画面下にある「口座履歴」をクリックします。

取引レポートに反映させたい期間(開始日から終了日)を選択する。


デスクトップなどデータを保存したい場所を選択する。

【XM版】年間取引報告書ダウンロード手順
- MT4/MT5画面で「表示」→「ターミナル」をクリックする
- 「口座履歴」タブで右クリックして「期間のカスタム設定」をクリックする
- ダウンロードしたい期間を入力する
- 取引履歴上で右クリックして「レポートの保存」をクリックする
MT4/MT5で「表示」→「ターミナル」をクリックします。

MT4/MT5の画面下にある「口座履歴」をクリックします。

確認したい取引を右クリックし、「期間のカスタム設定」を選択します。

年間取引報告書をダウンロードしたい期間を入力します。

最後に、表示した取引履歴上で右クリックし、「レポートの保存」をクリックすればダウンロードできます。

【XM版】マイページから取得する方法
- XM公式にアクセスし、メニュー内の「取引履歴」をタップする
- 期間設定して、ダウンロードをタップする
- ダウンロード先にアクセスする
- ダウンロードボタンをタップし、プリントを選択して完了
見たい期間設定して、ダウンロードをタップします。

ダウンロード先にアクセスします。iPhoneの場合、「ファイル」という場所に格納されています。

画面左下のダウンロードボタンをタップし、プリントを選択して完了です。スマホから印刷する場合は、自宅のプリンターやコンビニのコピー機にBluetoothをつなぎます。不慣れな方はPC版のやり方で印刷しましょう。

会員ページ発行の利点は、①プラットフォームを開かなくても年度単位の損益が一発で取得できること、②取引手数料やスワップを含めた“海外FX業者側の公式集計”という位置づけで保管しておけるの2つです。円建て表示されない口座では、決済日のレートで円換算した補助表(Excel)を付けると、e-Tax入力時も税務照会時も説明が簡単です。
次に、ダウンロードしたファイルのどこを見れば申告金額を決められるか──年間取引報告書(損益計算書)の見方を整理していきましょう。
海外FXの年間取引報告書(損益計算書)の見方
確定申告で重要なのは最終的な損益額です。報告書の中で「決済損益」「Closed Trade P/L」あるいは「確定損益」とスワップポイントや手数料も損益に含まれているかを確認してください。最終損益額は、これらの金額がすべて合算されたものになっています。複数の口座で取引している場合は、全ての口座の年間取引報告書を取得し、損益を合算しましょう。

年間取引報告書(損益計算書)の各見出しの意味
| Closed Transactions | 決済が完了しているポジション一覧 |
| Open Trades | 保有しているポジション一覧 |
| Working Orders | 注文中で未約定の注文一覧 |
| Summary | 口座残高の詳細 |
確定申告で確認する場所は「Summary」の「Closed Trade P/L」部分。Closed Trade P/Lは確定損益を意味し、決済されたポジションの損益額が記載されています。
もし「-〇.〇〇」とマイナス表記となっている場合は、年間で損失額の方が多いことを意味しているので確定申告は不要です。ただし、年間マイナスの場合も確定申告した方がいいケースもあるので海外FXは損失(マイナス)でも確定申告は必要?も合わせて確認してください。
海外FXと国内FXの税制の違い
海外FXと国内FXの税制の違い
- 海外FX=総合課税・国内FX=申告分離課税の違い
- 海外FXで税金が発生するタイミングと「20万円/48万円」ライン
海外FXと国内FXの税金仕組み・計算方法

海外FXと国内FXは共に「雑所得」ですが、税区分が異なるため、別物として考えましょう。それぞれの違いについて詳しく解説していきます。
課税方式と税率|海外FXは総合課税・国内FX=申告分離課税の違い
国内FXの課税方式は申告分離課税で、税率は一律20.315%(住民税5%、復興特別所得税0.315%含む)。年収が多くても、FXでどれだけ稼いでも20%以上にはなりません。一方、海外FXの課税方式は総合課税で、所得に応じて約15%~55%(住民税10%、復興特別所得税2.1%含む)と税金が増える超過累進課税率です。税率は、本業の給与所得や海外FXの利益から各種控除額を差し引いた金額(課税所得)で決まります。
下記ツールを使えば1分で税率や支払う税金が分かります。自分の税率は算出された所得税に住民税10%を足してください。また、海外FXの利益は雑所得に入力してください。
収入
控除
シミュレーション結果
※各項目は令和6年分(2024年)の計算方法を適応し、概算値を算出しています。
※確定申告の有無により寄付金控除(ふるさと納税)の計算が異なるため、所得税と住民税が異なる場合があります(合計額は同じになります)。
※住民税は10%で計算しています。
※このツールは、情報提供のみを目的として提供されており、正確性や完全性を保証するものではありません。本ツールの使用によって生じたいかなる損失や損害についても、当社は一切の責任を負いません。
自分で計算したい方向けに表にまとめました。計算のやり方例も記載したので、参考にしてください。
課税所得と海外FXの税率
| 課税所得 | 海外FXの税率(住民税10%含む) |
|---|---|
| ~195万円 | 15% |
| 195~330万円 | 20% |
| 330~695万円 | 30% |
| 695~900万円 | 33% |
| 900~1,800万円 | 43% |
| 1,800~4,000万円 | 50% |
| 4,000万円~ | 55% |
給与所得は、年収から給与所得控除額を引いた金額で算出できます。国税局のHPを見れば簡単に計算でき、年収300万円なら課税所得202万円、年収400万円なら課税所得276万円です。
下記に年収別の課税所得をまとめました。およその課税所得を計算したい方は、参考にしてください。細かい数字まで計算したい方は、国税局のHPの計算式を使いましょう。
年収別の課税所得一覧
| 年収 | 課税所得 |
|---|---|
| 200万円 | 132万円 |
| 300万円 | 202万円 |
| 400万円 | 276万円 |
| 500万円 | 356万円 |
| 600万円 | 436万円 |
| 700万円 | 520万円 |
| 800万円 | 610万円 |
| 900万円 | 705万円 |
| 1,000万円 | 805万円 |
また、各種控除とは社会保険料控除、基礎控除、配偶者控除、ふるさと納税した方は寄付金控除などが当てはまります。詳しい控除項目と金額は国税庁の所得控除に関するページで確認できます。
例)年収500万円・独身の場合
| 金額 | |
|---|---|
| 給与所得額 | 356万円 |
| 各種控除額 | 社会保険料控除:70万円 基礎控除:48万円 寄付金控除:6万円 |
| 海外FXの利益 | 150万円 |
| 課税所得 | 382万円(356万円-124万円+150万円) |
たとえば、年収500万円・独身で海外FXの利益が150万円、ふるさと納税を6.2万円したサラリーマンの場合は下表のとおりです。既婚者で配偶者が扶養に入っている場合は、配偶者控除(最大38万円)が追加されます。この場合の課税所得は382万円で、先ほどの表に当てはめると海外FXの税率は30%です。よくある勘違いとして、課税所得382万円すべてに30%の税率が課せられると思ってしまうことがあります。
実際は、330万円~382万円の52万円分に30%が課せられ、195万円~330万円の135万円分に20%が課せられていきます。ただし、1つずつ計算するのは大変なので、下記の速算表を活用しましょう。
海外FX税金の速算表
| 課税所得 | 海外FX | 控除額 |
|---|---|---|
| ~195万円 | 15% | 0円 |
| 195~330万円 | 20% | 9万7,500円 |
| 330~695万円 | 30% | 42万7,500円 |
| 695~900万円 | 33% | 63万6,000円 |
| 900~1,800万円 | 43% | 153万6,000円 |
| 1,800~4,000万円 | 50% | 279万6,000円 |
| 4,000万円~ | 55% | 479万6,000円 |
例えば、課税所得400万円なら400万円×30%-42万7,500円=77.2万円と計算します。控除額を差し引くことで、段階的に計算した時と同じ結果になるように設定されています。
以上より、実際に計算した私の結論は、課税所得450万円が損益分岐点です。ただし、400万~500万は税金面で大きな差はありません。その場合は海外FXと国内FXの徹底比較を見て、税金以外のメリット・デメリットで決めるのがおすすめ。資金量やトレードスタイルによって、国内FXと海外FXどちらがおすすめか異なるので、自分に合った方を選びましょう。
海外FXの税金・確定申告対象者|手続きが必要な条件

海外FXで税金の支払い手続きが必要なケース
- 給与所得者で利益20万円以上(確定申告が必要)
- 給与所得者で利益1円~20万円未満(住民税の申告が必要)
- 非給与所得者で利益48万円以上(確定申告が必要)
①給与所得者で利益20万円以上
会社員などの給与所得者は、海外FXとその他雑所得の合計が20万円以上の場合、確定申告が必要です。その他雑所得とは、仮想通貨やアフィリエイト、せどり、クラウドワークスなどの副業収入、年金収入が当てはまります。例えば、海外FXの利益が15万円でも、副業10万円稼いでいたら合計25万円なので、確定申告の対象です。少額ならバレないと思って確定申告しない人もいますが、バレたら追加徴税や脱税で逮捕されるリスクがあるので必ず申請しましょう。
例えば、年収600万円の会社員Bさんが、1年間の海外FX取引で年間利益が35万円だったとします。トレードの分析のために利用したVPSサーバー代が年間2万円、情報収集のためのオンラインサロン会費が月5,000円(年間6万円)かかった場合、経費の合計は8万円です。この場合、所得は利益35万円から経費8万円を引いた27万円となります。所得額は、給与所得者の基準である20万円を超えているため、Bさんは所得税の確定申告が必須となります。申告の際は、給与所得と海外FXの所得を合算し、各種控除を引いた課税所得に対して所得税が計算されます。
②給与所得者で利益1円~20万円未満
会社員などの給与所得者で、海外FXとその他雑所得の合計が1円~20万円未満の場合、住民税の申告が必要です。なぜなら、住民税は1円でも利益があれば支払う必要があるからです。多くの方が、利益20万円未満なら「確定申告不要=税金は支払わなくていい」と勘違いしています。確定申告(所得税の支払い)は不要でも、住民税の申告は必要です。
確定申告した場合は、自治体に自動で通知が行くので住民税の申告は不要ですが、確定申告しない場合は別途手続きが必要です。住民税の申告は、各自治体のHPや窓口から可能です。税金は難しいですが、知らなかったでは済まされません。少額でも必ず住民税の申告を行いましょう。
例えば、年収500万円の会社員Cさんが、海外FXで年間18万円の利益を得たとします。特に経費はかからなかったため、所得は18万円です。金額は20万円以下なので、所得税の確定申告は不要となります。しかし、住民税の申告義務は所得税とは別で、利益が1円でも発生した場合は申告が必要です。Cさんは確定申告をしない代わりに、お住まいの市区町村の役所へ行き、住民税申告書を提出しなければなりません。忘れると、無申告加算税や延滞税が課されるリスクがあります。
③非給与所得者(専業トレーダーや自営業・無職)で利益48万円以上
専業主婦や専業トレーダー、無職の方などの非給与所得者で、海外FXとその他雑所得の合計が48万円以上の場合、確定申告が必要です。ただし、非給与所得者の場合、基礎控除額48万円を超えなければ税金はかからないので確定申告は不要。給与所得者は1円でも利益があれば住民税の申告が必要ですが、非給与所得者は基礎控除48万円と相殺されるので申告は不要です。
例えば、フリーランスとして活動しているDさんは、給与所得がありません。投資の一環として海外FXを行い、年間で60万円の利益を得ました。取引に関する経費としてPCの購入費用の一部や通信費などを計上し、合計で5万円かかったとします。この場合、所得は利益60万円から経費5万円を差し引いた55万円となります。この所得額は、非給与所得者の基礎控除額である48万円を超えているため、Dさんは確定申告を行う義務があります。他に事業所得があれば、合算して全体の所得を申告します。
海外FX確定申告の必要書類5つ【マイナンバーカード必須】

海外FXの必要書類は、マイナンバーカード・源泉徴収・各種控除証明書・経費の領収書・年間取引報告書の5点です。
マイナンバーカード
マイナンバーカードは確定申告を提出する際に必要です。マイナンバーカードが無くても確定申告できますが、費用や手間を考えると準備した方が良いです。まだ持っていない方は、今後使う機会が多いため作成しておきましょう。申請から交付まで1ヶ月程度かかる場合があるので、早めに申請しておきましょう。
源泉徴収票(給与所得者のみ)
会社員のような給与所得がある方は源泉徴収票が必要です。源泉徴収とは、年間の給与所得などが記載されている書類。お勤めの会社から発行されます。源泉徴収票は提出しませんが、給与所得を入力する際に必要なので、手元に準備しておきましょう。また、年内に転職した方は前の職場の源泉徴収票も必要なので用意してください。
各種控除の証明書(社会保険料・医療費・住宅ローンなど)
各種控除の証明書も提出する必要はありませんが、調査が入った際に証明できるように準備しておきましょう。控除の代表的なものは、社会保険料、医療費、住宅ローンがあります。控除証明書は所得税、住民税の節税になるので、必ず申請しましょう。
経費の領収書
海外FX・国内FXで経費にできるもの一覧
- iPhone、スマホの本体代
- トレードに使うPC、ディスプレイ、机、椅子
- 家賃(賃貸)、固定資産税(持ち家)
- 通信費(Wi-Fi代、スマホ代)
- 取引手数料
- FXに関するセミナー、書籍
- VPS、自動売買ツール(EA)
- 税理士への相談料、確定申告書の作成料
- 交通費、宿泊代
- 飲食、交際費
- 文房具、事務用品
海外FXに関する費用は、経費として計上できるので領収書を準備しておきましょう。確定申告時には提出しませんが、調査が入った時に証明する必要があります。経費で計上できるのは、スマホ代・Wi-Fi代などFXに関係していればOK。他にも、家賃・光熱費、交際費も計上できる場合があります。詳しくは海外FXの経費計上できるもの|注意点も解説をご覧ください。
年間取引報告書(年間損益報告書)
確定申告には、年間取引報告書(年間損益報告書)も必要です。年間取引報告書とは、1年間のトレード履歴がまとまった書類。提出義務はありませんが、調査が入った時に必要になります。年間取引報告書は、MT4/MT5から簡単に発行できます。年間取引報告書の発行方法について詳しくは海外FXの年間取引報告書の取得方法をご覧ください。
海外FXの確定申告の書き方|e-tax提出のやり方まで解説

確定申告のやり方
- 国税庁サイトにアクセスする
- 税務署への提出方法を選択する
- 作成する申告書を選択する
- マイナポータルをインストールする
- マイナンバーカードを読み取って本人確認する
- 申告書を作成する
- 海外FXの利益を「雑所得」に入力する
- 控除を入力する
- 住民税の支払い方法を選択する
- 申告書を税務署に提出する
国税庁HPから書類作成、e-Tax(スマホ)で税務署に提出する方法を実際の画像を使って解説します。
次に、税務署への提出方法を選択します。マイナンバーカードをお持ちの方は、「スマートフォンを使用してe-Tax」が便利でおすすめです。

e-Taxは送料、添付資料が不要で提出から反映される期間も短くなります。また、個人事業主で青色申告している方は控除額が最大65万円になるので、絶対にe-Taxを利用しましょう。
e-Taxと書面提出の違い

マイナンバーカードが無い方は「印刷して提出」を選択し、税務署に直接提出も可能です。今後、マイナンバーカードを利用する機会が増えてくる可能性があるため、今のうちに作成しておくのをおすすめします。
次に、作成する申告書の種類を選択します。事業所得・不動産所得がある方以外は、「所得税」をタップしてください。

事業所得・不動産所得がある方は、「決算書・収支内訳書(+所得税)」を選択し、決算書・収支内訳書の作成後に所得税の申告書を作成します。
(青色申告者向け)決算書・収支内訳書の作成方法
青色申告で控除(最大65万円)を受けるには、決算書・収支内訳書の作成が必要です。(国税庁HPにも作成例が掲載されています)
「青色申告決裁書」を選択します。(現金主義により青色申告される方は現金主義用、白色申告の方は収入内訳書を選択します)

作成する決算書の種類を選択します。該当する決算書を選択し、入力してください。

決算書に数字を入力したら、貸借対照表が一致していることを確認しましょう。「不一致」になっている場合、入力に間違いがあります。必ず資産と負債が一致するように修正してください。

最後に、納税者の個人情報・納税する税務署情報を入力します。


入力が完了したら、「所得税」をタップして申告書類を作成していきましょう。

次に、マイナポータルをインストールして、QRコードをスマホで読み取ります。事前にマイナポータルの利用者登録を完了している方は「マイナポータルと連携する」、それ以外の方は「連携しないで申告書等を作成する」をタップしてください。

スマホにマイナポータルアプリをインストールして、QRコードを読み取りましょう。読み取りが完了すると、次に進めます。


次に、スマホでマイナンバーカードを読み取ります。読み取り方法を選択し、「スマートフォンで読み取り」をタップしてください。


マイナンバーカード上にスマホを置くと、本人確認が完了します。以上で、マイナンバーカードの連携は完了です。ここから確定申告書を作成していきます。「申告書等を作成する」をタップしてください。
ここから、確定申告書を作成していきます。「次へ進む」をタップしてください。

続いて、確定申告書の提出方法を選択します。スマホで提出する方は「e-Taxにより税務署に提出する。」を選択してください。また、申告内容に関する質問(3つ)にも回答しましょう。

次に、各所得を入力していきます。海外FXの利益は「雑所得」、会社員の給与は「給与所得」に入力します。開業届を出している個人事業主で副業収入がある方は「事業所得」も忘れず入力してください。

海外FXの種目は、その他で「証拠金取引」と入力します。業務に該当しますか?は「いいえ」を選択し、海外FXの利益・経費を入力します。(源泉徴収税額は記入不要です)

所得の生ずる場所、報酬などの支払者は海外FX業者の住所と業者名を記入します。下記を参考に、入力してください。複数業者ある場合は、「続けてもう1件入力」から記入しましょう。

会社員は給与所得も入力しましょう。会社からもらった源泉徴収票を準備して、画面の指示通りに数字を入力してください。

他に、株式投資や国内FXの利益がある場合も申告が必要です。(株式投資は源泉徴収ありを選択していれば不要)国内FXは「先物取引に係る雑所得等」に入力しましょう。

次に控除を入力します。会社員は源泉徴収票に記載された社会保険料を必ず入力してください。また、ふるさと納税した方は「寄付金控除」に入力しましょう。

すべて入力したら、納付する金額が表示されます。

次に、住民税の支払い方法を選択します。「住民税・事業税に関する事項」をタップして、選択画面に移動します。

会社にバレたくない方は「自分で納付」を選択しましょう。自分で納付にチェックしないと、住民税が増えて会社にバレます。少額であればバレる可能性は低いですが、自分で納付がおすすめです。

最後に、e-Taxで税務署に申告書を提出します。マイナンバー(12桁)を入力して、作成した書類を「帳票表示・印刷」から確認しましょう。


決算書等の送信は「上記以外」、マイナンバーカードの認証方法は「QRコード」を選択します。


最後に「送信を実行する」をタップしたら、確定申告書が税務署に提出されます。間違いがないか確認し、提出したら完了です。

以上で確定申告は完了です。確定申告については国税庁HPでも、利用方法やよくある質問が見れます。初めての方は不明点があると思いますので参考にしてください。
海外FXの確定申告を簡単にする方法
海外FXの確定申告を簡単にする方法
- 自動計算してくれる会計ソフトの活用
- 税理士に依頼する
自動計算してくれる会計ソフトの活用
面倒なのは「円換算」と「集計のやり直し」ですが、年間取引報告書(CSV/HTML)を取り込み、決済日のレートで自動円換算と損益集計してくれるソフトを使うとスムーズです。海外FXは総合課税ゆえ他の雑所得との合算が必要ですが、自動化ツールを活用すれば簡単にできます。
さらに、e-Tax対応の会計ソフトを併用すれば、申告作成やマイナポータルからの控除証明書データの自動取り込みも使えます。保険料控除・iDeCo・小規模共済・源泉徴収票など、対応可能なデータが年々増えており、入力作業を削減できます。スマホだけで申告フローを完結する手引きや電子申告のやり方も整備されているため、PCが使えない場面でも対応可能です。
税理士に依頼する
取引額が大きい、所得の種類が多いあるいは自分で申告する時間がないという場合は、税理士に依頼するのも手段の一つです。複雑な計算や書類作成を代行してもらえるため、確実に申告を完了できます。費用は、業務の範囲や所得額によって異なりますが、個人の確定申告であれば5万円〜15万円程度が相場です。
税理士を選ぶポイントは、海外FX(雑所得・総合課税)の実務に強いか、MT4/MT5や海外FX業者のCSVの扱い経験があるか、税務調査対応の実績があるかを確認しましょう。年間取引報告書(年次レポート)や経費の領収書類を整理したうえで見積もりを取ると作業範囲が明確になり費用も抑えやすくなります。
海外FXの年間取引報告書に関するよくある質問
海外FXの確定申告をには年間取引報告書が必須!
年間取引報告書は、1年間の損益を正確に把握し、確定申告を行うための根拠となる重要な書類です。利用しているFX業者のマイページやMT4/MT5から簡単に取得できます。
海外FXの利益は総合課税の対象となり、給与所得など他の所得と合算して税額が決まる点を理解しておきましょう。確定申告が必要になる所得の基準(会社員は20万円、その他の方は48万円)を把握し、期限内に正しく申告しましょう。会計ソフトの活用や税理士への相談も、申告を簡単にする有効な手段です。初めは難しく感じられますが、手順通りに進めていくと簡単に完了しますので挑戦してみましょう!











