初心者必見！海外FXの借金リスクが発生する原因と7つの解決策を紹介

「海外FXはゼロカットシステムがあるから借金しない」といわれますが、鵜呑みにするのは危険！確かに海外FXは、追証による借金リスクを国内FXに比べて大幅に低減できる仕組みが整っています。しかし、予期せぬ形で借金につながるケースが実際に存在します。

本記事では、海外FXで借金が発生する具体的な原因、なぜ借金リスクが低いと言われるか理由を徹底解説します。さらに、ゼロカットが無効になる事例やリスクを極限まで減らすための具体的な7つのポイント、そして万が一借金を抱えてしまった場合の対処法まで、初心者の方が安全に海外FXを続けるために必要な知識を網羅的にご紹介します。

海外FXで借金が発生する4つの原因

海外FXで借金が発生する主な原因は、相場急変でロスカットが間に合わないケースや損切りできずに追加入金を繰り返すトレーダー自身の心理です。特に消費者金融などから借りたお金で取引するのは最も危険な原因。海外FXで借金が発生する4つの原因について詳しく解説します。

ロスカットが間に合わず追証を請求されるケース

海外FXでは、証拠金維持率が一定水準を下回ると強制的にポジションが決済される「ロスカット」が執行されます。ロスカットは、トレーダーの資産を保護するための仕組みですが、相場の急変時はロスカットが正常に機能しない場合があります。例えば、重要な経済指標の発表や金融危機など、市場に変動が生じると、価格が瞬時に大きく飛ぶことがあります。ロスカット水準を飛び越えて不利な価格で約定してしまうと、口座残高がマイナスになり、追証を請求される可能性があります。万が一、ゼロカットシステムがない国内FX業者やシステムが適用されない状況下では、マイナス分が借金となります。

週末にポジションを持ち越して窓開けで大損するケース

為替市場は土日休みですが、その間も世界では経済や政治の大きな出来事が起こっています。週末に地政学的リスクが高まるニュースや週明けの市場に影響を与える要人発言などが出ると、金曜日の終値と月曜日の始値が大きく乖離する「窓開け」が発生します。週末に持ち越したポジションが窓開けによって想定を超える損失を被った場合、口座残高がマイナスになり、借金につながるリスクがあります。特に高いレバレッジをかけている場合は、わずかな窓開けでも致命的な損失になる可能性があるので注意しましょう。

損切りできずに証拠金を繰り返し入金するケース

含み損を抱えたポジションに対し、「いつか相場は戻る」と損切りをためらいロスカットを避けるために、追加入金することがあります。追加入金は、損失を先延ばし過ぎず、相場が戻らずロスカットされれば全ての資金を失うことにも。取引開始前には損切り幅や撤退条件などのルールを決めておきましょう。損切りは辛いですが、ルールに従ってトレードすることが市場の残り続けるコツです。

消費者金融やカードローンから借金してトレードするケース

海外FXで借金を負う危険なパターンは、トレード資金を借金すること。トレードは常に資金を失うリスクと隣り合わせで、余剰資金で行うのが大原則。借金をすると、「負けられない」「早く返済分を稼がなければ」というプレッシャーから冷静な判断ができなくなり、ハイリスクな取引に手を出しがちです。万が一、トレードで資金を失った場合、利益がないどころか借入金の元本と利息の返済だけが手元に残ります。

海外FXは借金のリスクが低いと言われる理由

海外FXの借金リスクが低い最大の理由は、追証なしの「ゼロカットシステム」の存在です。相場急変で口座残高がマイナスになっても、業者が損失を負担しゼロにリセットしてくれます。海外FXが借金リスクが低いと言われる2つの理由について解説します。

ロスカット水準が国内FXと比べて低いため

ロスカット水準とは、強制ロスカットが執行される証拠金維持率のことで、数値が低いほどトレーダーは含み損に耐えやすくなります。国内FXでは、金融庁の規制により証拠金維持率50%～100%程度でロスカットが設定されています。一方、海外FX業者の多くは、ロスカット水準を0%～30%の低い水準を設定しています。相場が一時的に逆行しても、価格が戻るのを待つ戦略が取りやすく、口座残高がゼロになるギリギリまでポジションを保有できるため、追証が発生するリスクを低減させます。

＼海外FXのロスカット水準表／

業者名	ロスカット水準 ※各社最低値を記載
Exness	0%
IS6FX	10% ※プロゼロ口座のみ
FXGT	0% ※オプティマス口座のみ
FBS	20%
TradersTrust	20%
BigBoss	20%
VantageTrading	0% ※プレミアム口座のみ
easyMarkets	30%
AXIORY	0% ※ゼロ口座のみ
HFMarkets	20%
XS	10% ※セント/マイクロ口座のみ
LandPrime	30%
ThreeTrader	20%
XMTrading	20%
IronFX	20%
TitanFX	20%

ゼロカットシステムが導入されているため

急激な相場変動が起こるとロスカットが追いつかず残高以上の損失が出ることがありますが、ゼロカットシステムは海外FXがマイナスを補填してくれる仕組みです。ゼロカットシステムがない国内FXでは過去にスイスフランショックやチャイナショックで借金を抱えるトレーダーが続出。国内FXは安全なイメージがありますが、借金リスクについては海外FXの方が有利です。ただし、ゼロカットシステムを採用していても発動させない悪徳業者も存在します。金融ライセンスの有無、口コミを見て信頼性が高い業者を選びましょう。

海外FXで借金になる事例と回避策

ゼロカットシステムは万能ではありません。複数業者での両建てなど規約違反が発覚した場合、ゼロカットが無効になり追証を請求されるリスクがあります。他にも借金になる事例と回避策について詳しく解説します。

規約違反はゼロカット無効で追証が発生することがある

ゼロカットシステムは、トレーダーがFX業者の利用規約に違反する取引を行った場合、無効となり、口座残高のマイナス分を追証として請求される可能性があります。さらに、口座凍結や出金拒否になる可能性もあるので注意しましょう。悪質な行為は、FX業者の損失に直結するため厳しく禁じられています。 取引前には、利用する業者の利用規約、特に禁止事項は理解しておきましょう。

禁止行為	内容
他口座・他業者との両建て	A社で買い、B社で売りなど。どちらかのゼロカット狙いはNG
ゼロカット前提のハイレバギャンブル	「外れたらゼロでOK」と明言されると悪用と見なされる
ボーナス悪用	ボーナスだけでハイレバ全力、入金分を捨てて利益だけ狙う
禁止されたスキャルピング	数秒〜数十秒の高速売買を繰り返す（特に経済指標時）
アービトラージ目的の利用	サーバー間の価格差を狙ってゼロカット含めて利益を得る
サーバー遅延・バグの故意利用	エラーやバグ注文を悪用して損失の補填や利益確保を狙う
複数アカウントの不正運用	家族名義・複数口座を使って意図的な損失コントロール

無理なハイレバ取引でゼロカットを連発する

ゼロカットシステムは、口座残高以上の損失を防ぐ仕組みですが、トレーダーの資金を守る万能の盾ではありません。一攫千金を狙ってハイレバレッジで取引するギャンブルトレードを繰り返すと、一度の損失は入金額までですが、繰り返せば損失額はあっという間に膨れ上がります。 レバレッジは資金効率を高めるためのツールです。自分の許容できる損失額を明確にし、適切なロット数で取引を行う「資金管理」を徹底することが、ゼロカット連発を防ぐ方法になります。

海外FX取引適正ロット数の決め方の詳細はこちら≫

海外FXで借金リスクを減らす7つのポイント

海外FXの借金リスクを減らすには、ゼロカット導入業者を選ぶのが大前提。それ以外にも借金リスクを減らす7つのポイントについて解説します。

ゼロカットシステムを導入している業者を選ぶ

海外FXで借金を避けるには、ゼロカットシステムが明文化された業者を選択しましょう。利用規約で、ゼロカットが適用される条件や無効化される禁止行為（両建ての悪用、ボーナス狙いの資金移動、第三者名義の入出金、約定遅延を狙う取引など）まで確認しましょう。公式サポートに「マイナス残高の更新は自動または手動申請か」「適用除外イベントはあるか」を事前に質問しておくと、いざという時も安心。業者選びの段階で、借金リスクを限りなくゼロに近づけることができます。

＼海外FXでゼロカットシステムがあり信頼できるおすすめ業者5選／

業者名	おすすめポイント	公式サイト
ThreeTrader	業界最安コストで取引できる 日本人サポートが充実で初心者も安心 口座開設で10ドル（現金化できる）	公式 ＞開設手順
XMTrading	利用者数500万人越え 入出金が速く安心 口座開設で1.3万円	公式 ＞開設手順
FXGT	最大レバレッジ1,000倍 日本人の丁寧なサポート対応 口座開設で1.3万円	公式 ＞開設手順
BigBoss	使いやすさトップクラス 最大レバレッジ2,222倍 口座開設で1.5万円	公式 ＞開設手順
HFMarkets	取得難易度が高いライセンス保有 最大レバレッジ2,000倍 最大75万円の入金ボーナス	公式 ＞開設手順

注文時に利確・損切りラインを設定する

新規でポジションを持つ時には、利確と損切り（ストップロス）の逆指値注文を設定しましょう。特に、損切り設定をしておけば、相場が急変しても被害を最小限に食い止められ、借金につながる事態を未然に防げます。ただし、「利確は〇〇pips、損切りは〇〇pips」といった、全状況で使える万人共通の正解の数値はありません。 最適な数値は、通貨ペア、相場の状況（ボラティリティ）、自身のトレード戦略によって常に変動します。

ロットを上げ過ぎない

口座資金に対して大きなロット数で取引すると、わずかな価格変動でも大きな含み損を抱え、即ロスカットされる可能性があります。1回の取引における損失額は、総資金の2%以内に収めるのがおすすめ。ルールを守ることで、連敗しても資金が急激に減ることを防ぎ、冷静なトレードの継続が可能です。

海外FX取引適正ロット数の決め方の詳細はこちら≫

【一覧】資金別適正ロット目安

口座残高	許容損失額 (推奨2％)	損切り幅	適正ロット (lot)
10万円	2,000円	20 pips	0.1
30万円	6,000円		0.3
50万円	1万円		1
200万円	4万円		2
500万円	10万円		5
1,000万円	20万円		10

変動が激しい通貨ペアには手を出さない

金（XAUUSD）や英ポンド、仮想通貨CFD、エキゾチック通貨は、一つのビッグニュースで短時間に大きく振れ、スプレッドの拡大や約定滑りも起きやすくなります。初心者の方は、まずドル円などの主要通貨取引に絞って取引に挑戦しましょう！どうしてもボラティリティの高い銘柄取引したい場合は、ロットを半分以下にし、損切り幅を広めに取る代わりに取引回数を減らす、指標前は一切新規を建てないなどを徹底して守りましょう。

週末前にはポジションを精算する

市場が閉まっている土日に大きなニュースが出ると、月曜の始値が金曜の終値から大きく乖離する「窓開け」が発生するリスクがあります。窓開けによる損失は、損切り設定では防ぎきれない場合があるので、ポジションを週末に持ち越すことは避け、金曜日の閉場前に全ポジションを決済する「デイトレード」や「スキャルピング」を取引の基本スタイルにするのががおすすめです。

経済指標・要人発言前にはポジションを調整する

米国の雇用統計や各国の政策金利発表、中央銀行総裁の発言など、重要な経済指標やイベントの前後は、為替レートが数秒から数分の間に大きく動くことがあります。タイミングを狙った取引は、大きな利益を得るチャンスがある一方、予測不能な動きによって損するリスクも非常に高くなります。イベント発表30〜60分前からは新規注文を避け、既存ポジションは半分利確や建値ストップでしのぎ相場の急変動に巻き込まれないようにしましょう。

余剰資金でトレードし資金管理を徹底する

取引は、必ず余剰資金で行いましょう。資金範囲内で行うことで、心に余裕が生まれ、冷静な判断が可能になります。また、「月にいくらまで」「合計でいくらまで」といったルールを設け、資金管理を徹底することが長期的に市場で生き残るための方法です。

万が一海外FXで借金を抱えた場合の対処法

万が一、借金を抱えた場合最もやってはいけない事は、トレードで借金分を取り返そうとすること。最悪の場合、借金の金額を大きくする可能性があります。冷静さを取り戻し、解消するための最初の一歩についてや専門家の力を借りて解決する具体的な方法を解説します。

一刻も早く返済計画を立て返済する

海外FXが原因で借金を抱えてしまった場合、最優先は借金を返済することです。トレードで取り返そうという考えは絶対にやめましょう。まずは全ての取引を停止、借金総額や金利、返済先を正確に把握します。次に、収入と支出を見直し、現実的な返済計画を立てることです。返済が遅れるほど利息は膨らみ、状況は悪化します。一日でも早く返済を進めることが、被害を最小限に食い止めるための第一歩です。

弁護士へ相談し債務整理を検討する

返済が困難なほど借金が膨らんでしまった場合は、一人で抱え込まずに専門家へ相談することが重要です。弁護士や司法書士といった法律の専門家に相談すれば、「任意整理」「個人再生」「自己破産」など、法的な解決策を提案してくれます。相談料はかかりますが、借金の督促を止めたり、将来の利息をカットしたりと、生活を再建するための具体的な道筋を示してくれます。早めに相談することで、精神的な負担も軽くなり、良い解決策を見つけられる可能性が高まります。

種類	メリット	デメリット
任意整理	・整理する借金を選べる ・裁判所を通さず、手続きが比較的簡単で費用も安い ・家族や職場に知られにくい	・借金の元本は減らないことが多い ・海外FX業者が交渉に応じない可能性がある ・信用情報に登録される（ブラックリスト入り）
個人再生	・借金を減額できる（約5～10分の1） ・家などの財産を残せる可能性がある ・FXが原因でも手続き可能	・手続きが複雑で費用と時間がかかる ・官報に氏名や住所が掲載される ・継続的な収入の見込みが必要 ・信用情報に登録される
自己破産	・原則、全借金の支払い義務が免除 ・収入がなくても手続き可能 ・人生をゼロから再スタートできる	・家や車など高価な財産は手放す必要がある ・FXが原因だと免責が認められない可能性がある ・手続き中、一部の職業に就けない ・官報に掲載され、信用情報にも長期間登録される

海外FXの借金に関するよくある質問

海外FXで借金にならないための最重要ポイントは何ですか？

必ず余剰資金で取引すること。生活費や借り入れを利用してFX取引をすると、損失が出た際に冷静な判断ができず、借金を重ねてしまうリスクがあるので絶対にやめましょう。他にも、ゼロカットシステムの利用、適切なレバレッジ、損切りルールの徹底、重要指標発表時には取引しないなどの相場の急変を避けることが借金を防ぐ上で重要です。

▶詳細記事：【海外FXの初心者入門】安全な始め方とおすすめ業者｜危険な注意点も解説

ゼロカットでもロスカットは必要ですか？

必要です。ゼロカットは負残高の救済、ロスカットは強制決済、損切りは能動的な損失限定策です。

IS6FXのロスカット水準は何％ですか？

多くの口座で維持率20％でロスカット、ゼロカット採用で原則追証はありません。

海外FXの借金は自己破産で免責可能ですか？

海外FXの借金は「免責不許可事由」に該当し原則認められません。しかし、裁判官の判断（裁量免責）で認められるケースがほとんど。諦めずに、まずは弁護士へ相談してみましょう。

海外FXと国内FX、借金リスクの大きな違いは何ですか？

海外FXと国内FXの借金リスクの最大の違いは、ゼロカットシステムの有無。海外FXは追証なしのゼロカットで損失が入金額までに限定され借金しません。国内FXはゼロカットがなく、追証で入金額以上の借金を負うリスクがあります。

【まとめ】ゼロカットで「借金にならない海外FX」を始めよう

海外FXの最大の魅力は、追証なしのゼロカットシステムです。入金額以上の損失が発生しないため、借金を負うリスクは極めて低くなります。ただし、規約違反による場合やゼロカットシステムがあることによる資金管理の甘さが借金につながる危険性もあります。さらに損失を取り返そうと借金をしてトレード資金を捻出することは絶対にやめましょう。

取引は、「余剰資金で取引する」「損切りルールを徹底する」「ロットを上げすぎない」といった資金管理の基本原則を守り、海外FXのメリットを最大限に活かし、利益をあげられるトレーダーを目指しましょう！

業者名	おすすめポイント	公式サイト
ThreeTrader	業界最安コストで取引できる 日本人サポートが充実で初心者も安心 口座開設で10ドル（現金化できる）	公式 ＞開設手順
XMTrading	利用者数500万人越え 入出金が速く安心 口座開設で1.3万円	公式 ＞開設手順
FXGT	最大レバレッジ1,000倍 日本人の丁寧なサポート対応 口座開設で1.3万円	公式 ＞開設手順
BigBoss	使いやすさトップクラス 最大レバレッジ2,222倍 口座開設で1.5万円	公式 ＞開設手順
HFMarkets	取得難易度が高いライセンス保有 最大レバレッジ2,000倍 最大75万円の入金ボーナス	公式 ＞開設手順

参考文献

• 国税庁：外貨建取引に係る会計処理等
• 国税庁：雑所得
• 国税庁：所得税の仕組み
• 国税庁：外国為替証拠金取引(FX)の課税関係
• 国税庁：法人税の税率