海外FXで自動売買(EA)を運用するなら、VPSの利用はもはや必須といえます。自宅PCや家庭用ネットワークでは停電や通信障害でEAが停止するリスクがある一方、VPSなら24時間安定稼働でき、低遅延かつ複数口座の運用も可能です。本記事では、VPSの仕組みから選び方、海外FX業者提供の無料VPS一覧、有料VPSおすすめ5選も紹介しています。自身のトレードスタイルに合った最適なVPSを選択しましょう。
海外FXの自動売買に不可欠の「VPS」とは?
海外FXにおいてMT4やMT5を使った自動売買を行うトレーダーにとって、VPS(Virtual Private Server=仮想専用サーバー)は欠かせない存在です。自宅のパソコンでEAを稼働させ続けると、停電や通信障害といった思わぬトラブルで取引が止まってしまうリスクがあります。VPSを利用することで、こうした環境依存の問題を解消し、安定した取引環境を24時間365日確保できます。
VPSの基本的な仕組み
「自宅PCが夜中に再起動してEA(自動売買)が止まっていた…」─そんな苦い経験はありませんか?
VPS(Virtual Private Server) とは、物理的なサーバーを仮想化し、複数ユーザーに分割して提供する仕組みです。利用者ごとに独立した環境が用意されるため、専用サーバーのように自由にアプリケーションをインストールしたり設定を変更できます。海外FXの自動売買では主にWindows Serverが利用され、ユーザーはリモートデスクトップを通じて遠隔からアクセスします。自宅のパソコンを常時稼働させる必要がなく、サーバー側でMT4/MT5を動かせるため、安定性に優れた取引基盤を確保できます。
- 自分専用のWindows環境をリモートデスクトップで利用できる
- 24時間稼働し、常時インターネットに接続されている
- 自宅PCを立ち上げなくてもMT4/MT5を動かし続けられる
自動売買におけるVPSの役割
自動売買においてVPSが果たす役割は非常に大きく、まず最大の利点は24時間連続稼働が可能である点です。自宅のネット環境やパソコンに依存せず、停電や通信トラブルの心配をせずにEAを稼働し続けられます。さらに、VPSのデータセンターは多くの場合、ロンドンやニューヨークなど主要な金融都市に設置されているため、FX業者の取引サーバーに物理的に近く、注文処理の遅延を最小限に抑えられます。VPSを使えば、スキャルピングのような短期売買でも有利に取引が可能になります。
自動売買(EA)におけるVPSの役割
- 24時間連続稼働
停電や回線切断のリスクなしでEAを稼働し続けられる。 - 低レイテンシー(高速約定)
FX業者のサーバー近くにデータセンターがあるため、自宅PCより注文処理が速い。スキャルピングに有利。 - 安定性・信頼性
サーバー品質のネット回線とハードウェアで取引環境を維持。PCの不調やWi-Fi障害の影響を受けない。 - 遠隔操作性
スマホや他PCからVPSに接続すれば、外出先でもトレード環境にアクセス可能。
VPSの月額費用の目安
| スペック例 | 月額料金の目安 |
|---|---|
| 1コア / 2GB RAM / 30GB SSD | 約15〜20ドル |
| 2コア / 4GB RAM / 50GB SSD | 約25〜35ドル |
| 4コア / 8GB RAM / 80GB SSD | 約40〜50ドル以上 |
一般的にVPSを個別に契約する場合、費用はスペックによって異なります。CPUコア数やメモリ容量、SSD容量に応じて月額15ドルから50ドル程度が相場とされ、必要な性能が高くなるほど料金も上がります。EAを複数同時に稼働させる場合や高頻度取引を行う場合は、安定性のためにより高いスペックが推奨されます。ただし、多くの海外FX業者は、一定条件を満たすと無料でVPSを提供しています。条件を満たせない場合は自分でVPSを契約する必要がありますが、アクティブに取引を行うトレーダーであれば、業者が用意する無料サービスを利用した方がコスト面で有利です。
たとえば、XMTradingでは有効証拠金が1,000ドル以上あり、かつ月5ロット以上の取引を行えば無料でVPS利用が可能になります。ICMarketsでは、月間15ロット以上の取引が条件とされています。HFMは、入金額や取引量に応じて複数のVPSプランが提供されます。業者により無料条件が異なる点に注意しましょう。
海外FXの自動売買でVPSを利用するメリット3つ
海外FXの自動売買でVPSを利用する3つのメリット
- 24時間稼働できる
- 約定速度が向上する
- 停電・通信障害のリスクを低減
24時間稼働できる
VPSはデータセンター内で予備の電源や冷却設備を常に用意しており、万が一のトラブルでも止まらない仕組みになっています。そのため稼働率は99.99%と非常に高く、自宅PCのように突然シャットダウンしたり、勝手にアップデートで再起動したりする心配がありません。
自宅でEAを動かす場合は、パソコンをつけっぱなしにし、インターネット回線も安定させる必要があります。しかし現実には、パソコンの不具合や再起動、家庭のWi-Fiトラブルでシステムが止まってしまうことがあります。その点、VPSは常時稼働する専用サーバーを利用できるため、EAを24時間365日動かし続けられ、自動売買で安定した結果を出すための欠かせない環境です。
| 自宅PC利用 | VPS利用 |
|---|---|
| 常に電源オンが必要 | サーバーが常時稼働 |
| 停電・再起動で停止 | 停止リスクがほぼゼロ |
| 電気代やメンテ負担あり | 管理不要で自動運用可能 |
約定速度が向上する
VPSは、注文処理のスピードが格段に向上します。一般的な自宅の回線から海外FX業者のサーバーへアクセスすると、通信経路が長くなり遅延が発生することがあります。これに対し、多くのVPSはロンドンやニューヨークといった主要な金融都市に設置されており、FX業者の取引サーバーに物理的に近い環境からアクセスできます。そのため数ミリ秒単位で約定スピードが改善され、スキャルピングなど短期売買では特に大きな差が生まれます。
通信速度のイメージ
- 自宅PC経由:東京 → 海外FXサーバー(ロンドン/NY) → 約定
- VPS経由:ロンドンVPS → ロンドンサーバー → 約定(距離が近く超高速)
たとえば、国内からロンドンにあるFX業者サーバーへ直接接続するとPing(応答速度)はおよそ230ms。しかし、同じロンドンEquinixLD5内に置かれたVPSから発注した場合、平均5〜7msで注文処理されます。注文処理が速く終わることは、指標発表時のスリッページ縮小や滑りの回避に直結します。
停電・通信障害のリスクを低減
自宅でEAを稼働させる場合、停電やインターネット障害など、予期せぬトラブルで取引が止まる可能性があります。特に急激な相場変動が起きたときにシステムが止まれば、損失が拡大したりチャンスを逃したりするリスクが高まります。一方、VPSは大規模データセンターで運用されており、予備電源や高品質なネットワークが確保されています。停電や通信障害に強く、常に安定した稼働環境を維持できます。“万が一”への備えは資金を守るだけでなく、精神的なストレスを大幅に軽減し、EA停止の不安に怯えながら日常生活を送る状況から解放されます。トレーダーは迷わず戦略に没頭でき、VPSは不測の事態から資金を守る決定的な防衛線です。
| 項目 | 自宅PC | VPS |
|---|---|---|
| 停電 | 高リスク | 予備電源あり低リスク |
| ネット障害 | Wi-Fi不安定 | 専用回線で安定 |
| システム管理 | ユーザーが対応 | サーバー側で管理 |
海外FXでVPSを使う2つの方法
海外FXで自動売買(EA)を本格運用するとき、VPSを確保するルートは大きく分けて2つあります。どちらを選ぶかで費用構造やサポート体制が大きく変わるためしっかり理解しましょう。
海外FXでVPSを使う2つの方法
- 海外FX業者提供の無料VPSを利用する
- VPS業者と直接契約して利用する
海外FX業者提供の無料VPSを利用する
一部の海外FX業者では、一定条件を満たすことで「無料VPSサービス」を利用できます。たとえば、月間の取引量(ロット数)が規定以上であったり、口座残高を一定以上維持していることが条件になる場合が一般的です。無料といっても、業者が提携するデータセンターのVPSを利用できるため、自宅環境よりはるかに安定した回線と稼働率が確保されます。さらに、業者側が初期設定をサポートしてくれるケースもあり、MT4やMT5をインストールする手間が軽減されるのも利点です。ただし、提供元が業者である以上、自由度は限定され、サーバースペックや設置場所を選べないことが多い点には注意が必要です。あくまで「最低限の環境をコストゼロで得る」選択肢として考えると良いでしょう。
- 取引条件を満たせば無料で使える
- 設定サポートがある場合が多い
- 自宅より安定した回線・電源環境を利用できる
- 業者指定のサーバーで自由度が低い
- 提供条件(ロット数や残高)を満たさないと利用停止の可能性あり
- スペックやロケーションを選べない
「無料VPSサービス」を提供している海外FX業者一覧を見る≫
VPS業者と直接契約して利用する
もう一つの方法は、VPS専門業者(例:Vultr、Contabo、ABLENETなど)と直接契約する形です。個別契約は、利用料が月額課金制で発生しますが、スペック・設置場所・OSの自由度が高く、自分の取引スタイルに合わせた環境を構築できます。さらに、業者によってはDDoS防御や自動バックアップ、稼働率100%保証(SLA)といった高度なサービスも選択可能です。特に複数口座・複数業者をまたいでEAを運用したい場合や、大規模な裁量トレード環境を構築したい場合は、自由度の高さが大きな強みとなります。一方で、初期設定やメンテナンスは基本的に自己責任となるため、ある程度のITリテラシーが求められる点はデメリットです。
- サーバースペックや設置場所を自由に選べる
- 複数口座や複数業者での運用に向く
- SLAやセキュリティ対策など高度な機能が利用可能
- 月額料金が発生する(数百円〜数千円)
- 初期設定や管理は自己責任
- ITスキルがないとトラブル時に対応が難しい
海外FXでVPSを選ぶ際の5つポイント
海外FXの自動売買を安定して行うためには、VPS選びがとても重要です。適当に選ぶと、思わぬ遅延や停止によって取引チャンスを逃すリスクがあります。以下の5つのポイントを意識すれば、自分に合ったVPSを見つけやすくなります。
海外FXでVPSを選ぶ際の5つポイント
- FX業者の取引サーバーに近いVPSを選ぶ
- 性能と価格のバランスを検討する
- 管理体制や実績を確認する
- 日本語サポートの有無を確認する
- 自動売買(EA)の要件を確認する
FX業者の取引サーバーに近いVPSを選ぶ
VPSを選ぶ際に最重要なのが「サーバーの設置場所」です。FX業者の取引サーバーと物理的に近いほど通信が速くなり、注文遅延(レイテンシー)が小さくなります。例えば、XMTradingやAXIORYはロンドンにサーバーを置いているため、ロンドン設置のVPSを利用すれば有利に取引できます。逆に、日本国内のVPSを選ぶと距離が長くなるため、約定速度で不利になる可能性があります。スキャルピングや自動売買では、このわずかな遅延が収益に直結するため、サーバー設置場所は必ず確認しましょう。
チェックリスト(設置場所)
- 利用するFX業者のサーバー所在地を調べる
- ロンドン、ニューヨークなど近接地のVPSを選ぶ
- 遅延(レイテンシー)が公開されている場合は必ず確認する
たとえば、国内からロンドンのブローカーサーバーへ直接アクセスするとPing(応答速度)は平気で200msを超えますが、同じロンドンEquinixLD4に置いた海外FXVPSからなら平均5〜10msにまで短縮できます。距離が近ければ近いほどネットワーク経路が単純化し、回線混雑やトラフィックシェーピング(通信の交通整理)の影響も受けにくくなります。
性能と価格のバランスを検討する
VPSはプランごとにCPUやメモリなどの性能が異なり、当然価格にも差があります。EAを1つだけ動かす程度なら安価なプランでも問題ありませんが、複数のEAを同時稼働させる場合やチャート監視を並行する場合は、メモリやCPUが不足すると不安定になりかねません。重要なのは「必要十分なスペック」を見極めること。無駄に高スペックを選べばコストが利益を圧迫し、逆に安すぎれば安定性を失います。EAの規模や運用スタイルに応じた適切なプランを選びましょう。
VPS性能と価格の目安
| 利用用途 | 必要スペックの目安 | 推奨プラン例 |
|---|---|---|
| EAを1つ稼働 | メモリ1GB・CPU1コア程度 | 最安プラン |
| EA複数+チャート監視 | メモリ2〜4GB・CPU2コア以上 | 中位プラン |
| 大規模運用・分析併用 | メモリ8GB以上・CPU4コア以上 | 上位プラン |
管理体制や実績を確認する
VPSは常に稼働し続けることが前提のサービスです。そのため、運営会社の管理体制や実績を必ず確認する必要があります。稼働率(SLA)が「99.99%保証」と明記されているか、データセンターにどのようなバックアップや電源設備があるかなど、安定性に関する情報は要チェックです。また、サービス提供年数や利用者数も信頼度を測る目安になります。安さだけで選んだ新興業者では、突然のサーバーダウンで大きな損失を被るリスクもあるため、安定運用実績を持つVPS業者を選ぶのが安心です。
- 稼働率(SLA)が99.9%以上か
- 運営実績が5年以上あるか
- ユーザーからの評判(安定性や障害対応)
- 障害発生時の対応速度とサポート体制
日本語サポートの有無を確認する
VPS業者は海外拠点が多いため、基本的には英語でのやり取りが必要になります。しかし、初心者にとってトラブル時に英語で問い合わせるのは大きなストレスです。そのため、日本語サポートに対応している業者を選ぶと安心感が高まります。さらに、問い合わせ対応だけでなく、マニュアルや設定方法が日本語化されているかも重要なポイントです。自動売買環境はトラブルが起こりやすいため、即座に相談できる体制があるかどうかで使い勝手が大きく変わります。
Beeksは平日9〜22時に 日本語窓口を設置し、再起動やパスワードリセットはフォームから即時依頼できる体制を整えています。国内事業者のABLENETもチャット・電話両対応で、RDSライセンス周りの相談も日本語でOKです。逆に、海外スタートアップ系のVPSは英語チャットのみが一般的。日常会話レベルの英語が不安なら、最初から日本語サポートがあるVPSに絞ることで精神的負担を削減できます。
- マニュアルが日本語化されているか
- サポート窓口が日本語対応しているか
- 問い合わせ手段(メール・チャット・電話)の有無
- サポート対応時間(24時間か/平日のみか)
自動売買(EA)の要件を確認する
海外FXでVPSを選ぶ際、最後に最も重要なのは“中身”、つまり稼働させるEAのスペック要求を見極めることです。OANDAの推奨環境ではRAM1GB以上が基準とされ、ForexVPSのガイドラインでも1vCPUあたりMT4は2〜4本が安全圏とされています。最近の深層学習EAやTickデータ収集型EAはメモリ消費が大きく、EA3本運用なら最低2GB、10本以上なら4GB以上かつ複数コアが現実的です。「後で増設すればよい」と考えがちですが、多くの場合プラン変更にはサーバー再起動が伴い、稼働中のポジションには影響します。事前にEAの対応OSや必要メモリ、同時稼働可能数を事前に確認し、最適なプランを選ぶことが安定運用への第一歩です。
EA要件のチェック項目
- 対応OS
- EAが動作するWindows Serverのバージョン(例えばWindows Server 2016/2019など、EAによって対応OSが異なるため、VPSのOS選択が合っているか)確認する
- 必要メモリ容量と推奨スペック
- EAの処理内容によって消費メモリは変動。通常のMT4なら1GB前後で動作可能ですが、深層学習EAやTickデータ収集型EAは2GB以上を推奨する場合もある
- CPUのコア数と処理能力
- EAの計算処理量に応じて必要なCPUコア数を確認する。複数EAを同時稼働する場合や高速処理が求められる戦略では、コア数やクロック数の高いCPUが安定稼働に直結する
- 同時稼働可能なEAやチャート数
- VPSスペックによって、同時に動かせるEAの本数やチャート数が制限される。EAやチャートを増やす予定がある場合は、最初から必要な本数を想定したプランを選ぶ
【無料VPSがある海外FX業者比較表】タダで使うための条件を必ず確認!
「海外FXのVPSは使いたいけど、月額は払いたくない」─そんな声に応えるのがFX業者が提供する無料VPSです。ただし、無料VPSは、業者ごとに利用条件や制約が異なります。VPSを活用する場合は、無料利用条件や提供環境が自分のEAや取引スタイルに合っているか必ず確認しましょう。下表に、無料VPSを提供している海外FX業者の条件をまとめたので参考にしてください。
| FX業者名 | VPSのOS | CPU/コア数 | メモリ(RAM) | ディスク容量 | 無料利用条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| XMTrading | Windows Server 2022 | 1 vCPU | 2.5 GB | 30 GB | ・有効証拠金1,000 USD以上 ・月間往復5スタンダードロット以上 |
| TitanFX | Windows Server 2016(64bit) | 1 vCPU | 2.56 GB | 30 GB | ・全口座残高15万JPY以上 ・過去30日間で往復5ロット以上の取引 |
| FBS | Windows Server 2012(64bit) | 2 コア | 4 GB | 60 GB | ・新規$450以上入金 ・毎月3スタンダードロット以上(ECN・仮想通貨口座除く) |
| Traders Trust | Windows Server 2016 | 1 vCPU | 2.56 GB | 30 GB | ・ブロンズ:残高$2,000+月5ロット以上 ・シルバー、ゴールドはより高額条件 |
| ICMarkets | Windows Server(バージョン不明) | 1 vCPU | 2 GB | 60 GB | ・月間15スタンダードロット以上の取引 |
| Pepperstone | Windows Server 2019(64bit) | 1 コア | 3 GB | 40 GB | ・直近1ヶ月で取引総量$1,000,000 以上(連続60日間で判定) |
| FxPro | Windows Server 2019/2022 | 1 vCPU | 2.56 GB | 30 GB | ・プレミアム口座保有者対象 ・通常は月額$30 |
| HF Markets | Windows Server 2012 R2 | Bronze:1 vCPUSilver:2 vCPUGold:4 vCPU | Bronze:約1.3 GBSilver:約2.7 GBGold:約5.12 GB | Bronze:25 GBSilver:50 GBGold:75 GB | ・Bronze:過去30日間の純入金$5,000以上+月5スタンダードロット以上 ・Silver:$8,000+8ロット以上 ・Gold:$15,000+15ロット以上 |
| FXGT | MT5:OS非公表MT4:OS非公表 | MT5:1 vCPUMT4:2 vCPU | MT5:3 GBMT4:2 GB | MT5:16 GBMT4:60 GB | ・口座資本$3,000以上&月間5GTLots($100,000相当)以上 |
お取引口座に最低USD 1000もしくはその他の通貨相当額の残高があり、一月に最低往復5スタンダードロットもしくは往復500マイクロロットのお取引があるお客様は、会員ページからいつでも無料のVPSをお申込みいただけます。無料VPSをご利用いただけるかどうかを審査する際、同じEメールアドレスを用いてご登録いただいているお客様の他の取引口座も合算して計算いたします。
引用元:XMTrading公式サイト
有料でも使う価値あり!海外FXのVPSおすすめランキングTOP5
海外FXで有料でも使う価値があるおすすめVPSを紹介します。無料条件を維持できそうにない月もあるし、性能で妥協したくない方は、有料プランを検討しましょう。
有料でも使う価値あり!VPSおすすめTOP5
- Beeks
- Vultr
- HYONIX
- ABLENET
- Contabo
【1位】Beeks ─ Equinix直結で“秒スキャ”に最適

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| VPS名 | Beeks |
| 初期費用 | なし |
| 料金 | £31.00/月(税別)~ ※プランにより異なる |
| メモリ | 2,560MB |
| CPU | 1 vCPU |
| ディスク内容 | 30GB |
| 特徴 | ・MT4目安:3インスタンス/約9–10チャート ・東京/NY/LDNなど金融DCを選択可 ・OSにWindows Server 2022を選べる |
Beeks(ビークス)は、英国発の金融取引用VPSプロバイダで、ロンドンLD4やニューヨークNY4といった取引所内にサーバーを設置できるのが最大の強みです。ブロンズプラン(月約40ドル/1 vCPU・2.5GB RAM)でもPingは5ms前後と超低遅延を実現。MT4/MT5のプリセット完備で、目安として3本のMT4と計10チャートを同時稼働可能です。世界で1万人以上が利用し、50社以上のブローカーが推奨するなど信頼性も高く、日本語サポートも提供しています。ただし、最安プランでも月5千円前後と他社より割高ですが、裁量・自動売買の双方で低遅延を求めるなら有力な選択肢です。
【2位】VULTR ─ 月5ドルで世界32拠点を選択可能

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| VPS名 | Vultr Cloud Compute |
| 初期費用 | なし |
| 料金 | $6/月(サーバ代) ※Windowsはライセンス別途 |
| メモリ | 1GB |
| CPU | 1 vCPU |
| ディスク内容 | NVMe 25GB |
| 特徴 | ・即時デプロイ&世界各地のDC ・NVMeストレージでI/O良好 ・Windowsは「+ License Fee」で利用可 |
VULTRは、コスパ重視のトレーダーに人気のVPSで、最安プランは1vCPU/1GB RAM/25GB SSDで月5ドルと手頃です。ロサンゼルスやシンガポールのほか、フランクフルトや東京にも拠点があり、海外FX業者変更時もサーバー移動でレイテンシを最適化可能。API制御やスナップショット機能を標準搭載し、複数EAの検証環境構築にも適しています。UIは英語のみですが直感的で扱いやすく、プリペイド方式のため使わない月のコストを抑えやすいのも魅力です。MT4/MT5用途ならCloud Compute High Performance 1GB($6/月)が入門向けで、NVMe採用により軽快な動作を実現します。必要に応じてスケールアップも容易です。ただし、Windows利用時はライセンス料が別途必要な点には注意が必要です。
【3位】HYONIX ─ Windowsライセンス込みで月6.5ドル

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| VPS名 | HYONIX |
| 初期費用 | なし |
| 料金 | $6.5/月 (Windowsライセンス込み) |
| メモリ | 2GB |
| CPU | 1 vCore |
| ディスク内容 | NVMe 25GB |
| 特徴 | ・帯域無制限 ・40Gbpsネットワーク ・13ロケーション(東京含む) ・上位は8〜32 vCore/最大800GB NVMeも選択可 |
HYONIXは、“激安でも本格的にWindowsを使いたい”人向けのVPSです。ライセンス付きWindowsが月6.5ドルから利用でき、CPUは最新AMD EPYC、ストレージはNVMeを採用しています。高速RDP接続に加え、FirewallやDDoS保護が標準搭載されており、セキュリティ面も安心です。最安プラン(1 vCore/2GB RAM/25GB NVMe)ならEA3本程度まで十分動作し、帯域は無制限、ネットワークも40Gbpsと表記されるなど快適性も高水準。ロケーションは世界13拠点(東京あり)から選べ、FX業者に近いサーバーを選ぶことで低遅延が期待できます。ユーザー評価では「セットアップが早い」「サポート対応が迅速」と好評で、初めて有料VPSを導入したいトレーダーにもおすすめです。
【4位】ABLENET ─ 日本語サポート&10日無料トライアルあり

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| VPS名 | ABLENET Windowsプラン Win1(SSD) |
| 初期費用 | 0円 |
| 料金 | 月払い 2,732円 ※年/半年払い割引あり |
| メモリ | 2GB |
| CPU | 2コア |
| ディスク内容 | SSD 60GB ※HDD 100GBも選択可 |
| 特徴 | ・日本企業運営で安心 ・初回申込の新規価格設定あり/更新は通常価格へ ・10日間お試しあり |
ABLENETVPSは、国内事業者運営で日本語での問い合わせ対応が可能な点が大きな安心材料です。Win1プランは2vCPU/2GB RAMで月1,931円(税込)、10日間の無料試用付きのため、設定に不慣れでもリスクなく試せます。東京データセンター発の回線は国内FX業者との相性が良く、海外FX用途でも安定したレイテンシを実現。RDSライセンス費用には注意が必要ですが、長期割引を利用すれば月1,500円台まで下げられ、コスパ面でも十分に優れています。初回の新規価格やメモリ増量キャンペーンなど、契約条件は事前確認しておくと安心です。
【5位】CONTAB ─ 6vCPU/12 GB RAMで月7.95ドルの衝撃

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| VPS名 | Contabo Cloud VPS 10 |
| 初期費用 | なし ※条件により変更の可能性あり |
| 料金 | $4.95/月 |
| メモリ | 7GB |
| CPU | 3 vCPU |
| ディスク内容 | NVMe 75GB (他ストレージ構成も有) |
| 特徴 | ・超低価格でもリソース潤沢 ・32TBの大容量トラフィック ・Windowsは月$6.49でライセンス追加 |
Contaboは「高スペックを安く使いたい」ユーザー向けのドイツ発VPSです。新ラインナップのCloud VPS 20は6vCPU/12GB RAM/100GB NVMeで月7.95ドルと破格で、32TBの転送量付きのためTickデータを大量に扱うEA運用も安心です。データセンターは欧州・北米・アジア計11拠点を持ち、SSHキー登録やCloud-Init対応でインフラ経験者なら数分でセットアップ可能です。入門プランのCloud VPS 10でも3vCPU/7GB/75GB NVMeで月4.95ドル、Windows利用時はライセンス費6.49ドルが追加。コスト重視で複数のMT4/MT5を同時稼働したいトレーダーに最適ですが、初期費用やキャンペーン条件は契約時に確認が必要です。
海外FXのVPSに関してよくある質問
【まとめ】 海外FXのEA運用に必須!安定稼働できるVPSを選ぼう
海外FXのVPS選びで重要なのは「EAの必要スペック」と「自分の取引スタイルに合う環境」です。無料VPSは、コストを抑えて手軽に試せる一方、業者指定のサーバーや制約が多く自由度は限定的です。有料VPSは、拠点選択の自由や低遅延、複数EAの同時稼働、スナップショットや自動バックアップなど高度な機能を備え、リスクを最小化できます。取引量や戦略に合ったVPSを選び、必要なスペックを確保することで、24時間安定した自動売買(EA)運用を実現しましょう。








