海外FXで多くの日本人トレーダーが利用してきた国内銀行送金。手数料が安く着金も早い便利な方法でしたが、近年は金融庁の規制強化や銀行の取引監視が厳しくなり「突然使えなくなる」リスクが高くなっています。実際に大手ブローカーでも送金ルート停止が相次ぎ、口座凍結事例も報告されています。今後ますます制限が強まるなか、私たちが取引を安心して続けるにはどうすればよいのでしょうか。答えはシンプルで、銀行送金以外の安全な入出金ルートを確保しておくことです。本記事では、初心者でもすぐに実践できる代替手段(Bitwallet・USDT・Peska・SWIFTなど)をわかりやすく解説します。
海外FX業者の国内銀行送金が使えなくなる?
「昨日まで普通に使えていた国内銀行送金が、突然ストップした」――そんな声が海外FXトレーダーの間で広がっています。これまで多くの日本人が利用してきた国内銀行送金の現状や今後のさらなる規制、安全に取引するための解決策を解説していきます。
国内銀行送金の現状
2024年春、ExnessやFXFairなどの大手海外FXブローカーが「国内銀行送金を一時停止」と発表し、トレーダーの間に衝撃が走りました。原因は、これまで海外FXの入出金を仲介していた国内の銀行が、金融庁からの聞き取り調査や銀行による取引チェックの強化を受けてしまったためです。その結果、従来のように「業者口座を経由して資金を海外に送る」仕組みが続けられなくなり、やむを得ず送金ルートを停止したという流れです。
国内銀行送金は「手数料が安い・身近で使いやすい」ため日本人利用者の約9割がメインの入出金手段として活用していました。しかし停止以降、SNSでは「振込はしたのにブローカーに反映されない」「着金日が不明でトレードできない」という悲鳴が相次ぎました。現状海外FX業者で銀行送金が使えなくなっているわけではないですが、規制がかかる可能性は出てきています。
今後想定される追加規制
この混乱をさらに深刻化させそうなのが、2025年に施行予定の改正資金決済法です。新ルールでは「クロスボーダー収納代行(日本から海外業者への送金を仲介する仕組み)」も正式に「資金移動業」として登録が義務付けられます。資金移動業として登録するためには、以下のような厳しい基準をクリアしなければなりません。
- 自己資本基準:ある程度の自己資本(会社の持つ純資産)がないと登録できない
- AML対策:お金の流れを監視して、不正なマネーロンダリングを防ぐ仕組みを整備する必要がある
- CFT対策:テロ資金供与に悪用されないよう、国際基準に沿ったチェック体制を整えること
- 利用者財産の分別管理:顧客から預かったお金を、会社のお金とは別に管理すること
つまり「誰でも簡単に代行口座を運営できる時代は終わる」ということ。小さな業者や準備不足の代行会社は、登録要件を満たせず撤退を余儀なくされるでしょう。今後は利用できる国内銀行送金の数がぐっと減る可能性が高いです。
私たちの銀行口座が凍結されるリスクも
規制が厳しくなる中で、最初に大きな影響を受けるのは私たち個人トレーダーです。銀行は不審なお金の動きがあると「マネーロンダリング可能性がある」と判断し、すぐに口座を凍結する可能性があります。口座に資金はあるのに、家賃やクレジットカードの引き落としに使えない…という状況に陥るリスクがあります。
実際に金融庁が公開している事例には、「短期間で海外の業者に何度も高額を送った口座が凍結された」というケースが掲載されています。凍結されると、銀行に身分証や送金の理由を示す書類を提出しなければなりません。審査が終わるまでに2週間から最長2か月ほど資金が引き出せないこともあります。
【解決策は?】銀行送金以外の入出金ルートを確保しよう
入出金トラブルに合わないための解決策は銀行送金以外の入出金ルートを複数確保しておくこと。たとえば、暗号資産のUSDTは世界的に利用でき、送金スピードも早く、銀行規制の影響を受けにくい手段です。オンラインウォレットのBitwalletは、クレジットカードや国内振込から残高をチャージでき、提携ブローカー間での資金移動がスムーズ。さらにPeskaは国内振込とウォレットを組み合わせたハイブリッド型で、円建てで残高を保持できる使いやすさがあります。初心者は「メイン=USDTやBitwallet」「バックアップ=Peska」といった形で最低2ルートを日常的に運用しておくと安心です。次の章で一例としてThreeTraderの具体的な入出金方法を解説します。ThreeTraderはBitwallet、USDT、Peskaの使いやすい入出金が複数あるので安心した取引できます。
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【手順画像付き】銀行送金以外の入出金方法を比較
入出金方法 | 平均コスト | 速度 | 使いやすさ | 主なリスク |
---|---|---|---|---|
Bitwallet | 低〜中(ThreeTrader→Bitwalletは無料、銀行出金は約10USD固定) | 即時〜1日 | 簡単 FX業者間資金移動も容易 | ウォレットの出金上限・KYC制限 |
暗号資産(USDT/TRC20) | 変動制 換金時に取引所の手数料・スプレッド発生 | 数分〜1日 ブロックチェーン承認時間による | 普通 仮想通貨知識が必要 | 価格変動リスク・ネットワーク指定ミスによる資金喪失 |
Peska | 高い 銀行出金は0.2%、最低880円 | 即時(Peska着金)〜2〜5日(銀行出金) | 普通 事前登録・KYC必要 | 手数料負担・銀行出金時の書類確認 |
Bitwallet(ビットウォレット)の入出金手順
Bitwalletの入金方法
- マイページの「入金」をタップする
- 入金方法一覧から「Bitwallet」を選択する
- 入金する口座と支払い通貨を選択し、入金額を入力する
- Bitwalletへログインする
- Bitwalletからの入金方法を選択する
- 入力情報を確認して、「チャージする」をタップする
表示された入金方法一覧から「Bitwallet」を選択します。

入金したい口座と支払い通貨を選択し、入金額を入力します。Bitwalletの場合、最低100ドルから入金可能です。

Bitwalletのログイン画面に移動するので、「ログイン」をタップします。Bitwalletをお持ちでない方は、まず登録しましょう。

Bitwalletからの入金方法は口座残高から引き落とすか、ちょコムeマネーでの支払いから選べます。好きな方を選んで「ご入力内容の確認」をタップしてください。

最後に入力情報を確認して、「チャージする」をタップすれば入金完了です。即時反映するので、マイページで入金されているか確認しましょう。

Bitwalletの出金方法
- マイページの「出金」をタップする
- 出金方法一覧から「Bitwallet」を選択する
- 出金する口座を選択し、出金額とメールアドレスを入力する
表示された出金方法一覧から「Bitwallet」を選択します。


①取引口座 | 出金したい口座を選択 |
②出金申請額 | 出金したい金額を入力 (例:10,000) ※最低出金額は1万円 |
③bitwalletメールアドレス | bitwallet登録アドレスを入力 (例:[email protected]) |
出金する口座を選択し、出金額とメールアドレスを入力したら手続きは完了です。1営業日以内に出金が反映されるのでご確認ください。
▶詳細記事:ThreeTraderのBitwallet入出金方法|登録方法も解説
USDT(テザー)の入出金手順
USDTの入金方法
- マイページの「入金」をタップする
- 入金方法一覧から「USDT」を選択する
- 入金する口座を選択し、入金額を入力する
- 入金するUSDTの種類を選択する
- 表示された情報を元に入金し、振込受領書を提出する
表示された入金方法一覧から「USDT」を選択します。

入金したい口座を選択し、入金額を入力します。USDTの場合、最低100ドルから入金可能です。

入金するUSDTを2種類選べますが、安全性の観点からTron(TRC20)を選択するのがおすすめです。

最後に表示された情報を元に入金を行います。入金が完了したら必ず「振込受領書の提出」を忘れず行ってください。

USDTの出金方法
- マイページの「出金」をタップする
- 出金方法一覧から「USDT」を選択する
- 出金する口座を選択し、出金額とUSDTアドレスを入力する
表示された出金方法一覧から「USDT」を選択します。


①取引口座 | 出金したい口座を選択 |
②出金申請額 | 出金したい金額を入力 (例:10,000) ※最低出金額は1万円 |
③USDTメールアドレス | USDT登録アドレスを入力 (例:[email protected]) |
出金する口座を選択し、出金額とUSDTアドレスを入力したら手続きは完了です。1営業日以内に出金が反映されるのでご確認ください。
▶詳細記事:【画像付き】ThreeTraderのUSDT入出金方法
Peska(ペスカ)の入出金手順
Peskaの入金方法
- マイページの「入金」をタップする
- 入金方法一覧から「Peska」を選択する
- 入金額を入力
- Peskaアカウントを連携
- 入金が確認できたら完了
表示された入金方法一覧から「Peska」を選択します。

入金したい金額を入力します。Peskaでは、最低入金額や手数料が設定されている場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。


送られてくる6桁の認証コードを入力して「申請」をタップします。

入金手続きが完了したら、ThreeTraderのアカウントに反映されるまで待ちます。通常、Peskaを利用した入金は即時反映されることが多いですが、場合によっては時間がかかることもあります。
Peskaの出金方法
- マイページの「出金」をタップする
- 出金方法一覧から「Peska」を選択する
- 出金する口座を選択し、出金額とPeskaメールアドレスを入力する
表示された出金方法一覧から「Peska」を選択します。


①取引口座 | 出金したい口座を選択 |
②出金申請額 | 出金したい金額を入力 (例:10,000) ※最低出金額は1万円 |
③Peskaメールアドレス | Peska登録アドレスを入力 (例:[email protected]) |
出金する口座を選択し、出金額とPeskaアドレスを入力したら手続きは完了です。Peskaに即時反映されるのでご確認ください。
▶詳細記事:ThreeTraderのPeska入出金方法|登録方法も解説
今後の国内銀行送金に関するよくある質問
【まとめ】国内銀行送金以外の入出金手段を考えよう|Bitwalletがおすすめ
国内銀行送金は便利ですが、規制強化や代行業者の撤退で突然使えなくなる可能性があります。だからこそ、USDT(暗号資産)・Bitwallet(オンラインウォレット)・Peska(ハイブリッド型)など別の入出金方法を用意しておきましょう。
ThreeTraderのように複数の安全な入出金ルートを用意している業者を選ぶと安心感が高まります。さらに、生活用口座と取引用口座を分けることで、万が一銀行口座が凍結されても生活資金まで巻き込まれにくくなります。Bitwalletのように即時性と使いやすさのあるルートを中心に据えつつ、他の手段も併用して、いつ止まっても別の入出金で取引できるようにしておきましょう。
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